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とぶひ大谷様「複業留学」受け入れ企業インタビューVol.1

複業留学受け入れ企業インタビュー1

普段できないところにチャレンジでき、新人育成の経験を積むことができる

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。

今回は研修生を受け入れていただいた株式会社とぶひ(https://www.tobuhi.co.jp/)の大谷様に、複業留学で取り組んでいただいた内容についてインタビューいたしました。

株式会社とぶひさまは、日本の伝統工芸品を中心とした生活雑貨の小売、それに付随して地域の課題解決の支援事業などを主に行っています。

”Supermama mit tobuhi”

 
株式会社とぶひ様が運営するショップ”Supermama mit tobuhi”

ー 複業留学の受け入れを決めた理由はなんですか?

弊社は小さな事業者なので採用はむずかしいと感じています。
異なる人材(業界・業種・事業規模)を受け入れた時にどのようになるか、経験値として得てみたいと思い参加しました。

ー 留学生は複業留学でどのような稼働をされていましたか?

「小売店舗の集客を目的としたwebコンテンツ」の作成プロジェクトをミッションとして設定しました。
コンテンツの企画から大まかなデザイン、制作に入った際のディレクションやライティングなどの稼働をしていただいた感じです。

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留学生が実際に企画・作成したキャンペーンページ

ー 留学生の方はこれらの業務に関して経験のある方だったのでしょうか?

ほぼゼロですね。
まったくやってらっしゃらないことを挑戦したいということで、自らが設定した内容です。

普段はBtoBの仕事に取り組まれていますが、BtoCの接点や考え方を学びたいということであえてこのような課題に取り組みました。

 

ー 初めて会う方にやったことがないことを業務として依頼すること不安ではなかったですか?

複業留学では、事前にヒアリングとミッション設定の時間が十分に用意されています。

コミュニケーションの中である程度のポテンシャルを探りながらご本人のやりたいことをすり合わせてミッション設定したので、不安ということはなかったですね。

アウトプットに関しては期待値の振り幅を自分の方で持っていて、ミニマムだったらこれくらいだろうと想定し、その場合は自分がこれくらい手を動かせば事業的に問題ないという考えでいました。逆にアウトプットが期待値より高めであれば、ほぼお任せできると思っていました。
リカバリーができるようなミッション設定を行いました。

弊社としても前例がないし、来る方によって当然期待値が変わってきますよね。
だからこそ、最初のミッション設定がとても大切だと思いました。

 

ー 最初のミッション設定で、とくにすり合わせておきたい点はなんですか?

先方はコストをかけて取り組んでいるので、要望にどう応えられるかということを考えました。

今回の場合だとBtoCの経験を得ることが要望でしたが、まず何ができるのかフリーでお題をお渡ししました。
そこから発生した複数の案についてディスカッションを重ねる中で、こちらの期待していることを理解していただき、それに対して留学生が何ができるかというアウトプットを重ねながらすり合わせました。

留学生の力をどう引き出して、自分たちのメリットにどう変えていくかということを考えました。

 

ー 実際に受け入れてみていかがでしたか?

純粋にアドオンの人材なので、現体制下ではできないことにチャレンジもできるし成果物が出るということがます大きなメリットの一つですね

あとは、外部人材を一定期間受け入れるということで内部に刺激がもたらされる点です。組織ってある程度マンネリ化ができてきますよね。その中で異なるものが入ってくることで、異なる視点と気づきが得られるのがすごく良かったと思います。

マネージャーとして新人育成の経験をさせるという点でも良いと感じました。

3か月という期間が決まっているので、仮に育成がうまくいかなくても損失は大きくありません。採用をして育成の経験をするとなるとコストもかかります。

 

ー 複業留学で苦労した点についておしえてください

そこまで苦労だとは思ってないですが、お互いの相互理解に時間がかかったことです。実際には留学生の方が優秀な方だったのでコミュニケーションを通じて壁を乗り越える行動をしてくれました。

また、複業留学の意図を汲み取るのに若干時間がかかったことです。

ドライなビジネスで対価を得る・支払うといったベネフィットだけ得られるような取り組みだったら受け入れられなかったかもしれないです。

新しいもの先見性や論理を超えた情熱などがないと乗り越えられないこともあると思います。

 

ー 留学生の変化について気づいたことを教えてください

最初は会社の研修プログラムにのってるという感覚でしたが、この機会をポジティブに捉えてwin-winになるために何をすべきか向き合って考えるようになりました。

そのなかでBtoBの仕事をされている方がBtoCを理解して業務を取り組むようになっていきました。

これから所属企業の中でどうしていくかという点について、自身が意識して取り組んでいらっしゃることを後半に行くにつれて感じられました。

もともと主体的に行動する方でしたが、さらに一歩踏み込むことで意識と行動に変化がみられました。

 

ー 最後に、複業留学で受け入れを検討している企業へのメッセージをお願いします

普段できないところにチャレンジできるいいメニューだと感じました。

また、様々な人材に接することで、管理職としてのマネジメントスキルが上げる目的でもコスパ良く取り組めると思います。

対価を収益などで求めない方が良いというのは思いましたね。

自分も触発された部分があるし、お手軽に体験できたという意味でもこの3か月取り組んで良かったです。


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※活動期間・時間・活動方法は送り出し企業と相談のうえ決定いたします

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