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複業留学体験レポート「自分の好きな仕事が明確になった」

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。 今回は実際に研修に取り組んでいただいた花王グループカスタマーマーケティング株式会社 渡辺様に、複業留学についてインタビューいたしました。

受入企業
株式会社温泉道場
http://onsendojo.com/

 

──本業での仕事内容を教えてください。

複業留学期間中は、リテールマーケティングイノベーション部門に所属し、最新技術を持つパートナー企業や取引先企業と一緒に、新しいデジタルの企画を考え実行する仕事をしていました。
また、Z世代向けの自社オンラインコミュニティの運営もしていました。
現在は、花王のDX戦略部門に異動し、自社のDXを推進していく業務を行っています。

──複業留学に手を挙げた理由を教えてください。

マーケティング領域において、広い視野とスキルを身に着けるために、さまざまな業務を経験してみたいと思ったことが一番の理由です。

現状でもマーケティング業務に関わらせていただいていますが、部門の特性上、なかなか経験することができない仕事もあります。社外の環境に身を置き、より幅広い分野の仕事を経験することで新しいスキルを培いたいと思い、手を挙げました。

──複業留学先での活動内容を教えてください。また、どんなスキル、能力、ノウハウが活かせたと思いますか?

お風呂やBBQやアクティビティも楽しめる「オーパークおごせ」というグランピング施設におけるマーケティング戦略の立案です。
特に「連泊予約の獲得」「早期予約の獲得」が課題とのことだったので、まずは宿泊予約データを分析して「連泊しているお客様」「早期予約をしているお客様」の特徴を捉え、新しい宿泊プランやアクティビティ、HP改修などを提案しました。

また、施設内における衛生関連の業務用品提案も行うために、グループ会社の担当者をつなぎました。

──複業留学で困ったことは何ですか? またどのように乗り越えましたか?

留学先の一員として溶け込むことに苦労しました。知りたい情報や参加したい会議など、自分から積極的に声に出さなければ企業に入り込むことは難しいと感じました。
実際に施設に足を運んでみたり、遠慮せず意見や要望を伝えるよう心がけた結果、少しずつよりリアルな情報が入り、複業留学ならではの経験ができるようになったと感じています。

また、Excelを使った分析が、大学時代以来のことで戸惑いましたが、わからないことはインターネットで調べ、自分で解決するように心がけました。

──留学先で一番驚いたこと、違いを感じたことは何ですか?

企画に対しての採用率の高さと実行するスピードの速さです。
自社は会社の規模が大きいこともあり、なかなか提案も通らないのですが、留学先では10個の企画に対して、まずすぐに3個程採用いただきました。実行までのスピードも、提案した当日には専門業者に問い合わせるなど、すぐに動きがあることにとても驚きました。

──複業留学の前後で何が変わりましたか? もし、周りの人への影響があれば教えてください。

複業留学を経て、 自分の好きな仕事が明確になってきました。現在、デザインやコンテンツ制作、ライティングの勉強をしているのですが、これらをビジネスとして役立てたいという思いが強まりました。

一方で、 今まで培ったスキルが、業界が変わっても活かすことが出来ることにも気づきました。
本業は留学先と比べて企画の採用率が低いため、なかなか提案する勇気が持てませんでしたが、留学先での体験を糧に、積極的に提案していこうと思います。

──第三者からの評価を受けて、どう感じましたか?また、複業留学での経験を今後どのように活かしていきたいですか?

身に余る評価をいただきありがたく思います。自分自身は「もっとできたのではないか」という反省点があるため、頂いた評価は参考にしつつも、自分で感じた課題や反省点、成果を大切に、今後の業務やキャリア構築や複業活動に活かしていきたいと思います。

──ほかのメンバーに複業留学をおすすめするとしたら、どんな言葉をかけますか?

異業界へ飛び込むことで本業ではできない新しい経験ができ、純粋に楽しかったです。花王という大きな会社に所属しながらも、本業とは別の会社で働くという経験は、本当にお得だと思います。

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