SEOやアフィリエイトサイトの運営は近年ますます厳しさを増しています。
Googleでは数々のアップデートをおこなっており、めまぐるしくルールが変更されるため、個人のアフィリエイターやブロガーがその変化についていけなくなるのも当然といえば当然のことでしょう。
「アフィリエイトサイトはもう終わりなのか……」と思う方も多いことでしょう。結論からいえば、考え方と戦略を変える必要はありそうです。
今回は、アフィエイトサイトの運営は厳しいのか、どのようなメディア戦略をとれば今後もアフィリエイトサイトの運営を続けていくことができるのかなどを解説します。
SEOとアフィリエイトサイトの関係性とは
SEOとアフィリエイトサイトの関係は切っても切れない関係にあります。
アフィリエイトサイトの運営を成功するためには、Webサイト上に掲載している広告をより多くの人の目に留まるようにしなければならないため、SEO対策が必要です。
SNSが発達している現代では、記事への流入経路としてはSEO以外にもSNSもありますが、やはりいちばん大きな流入経路としては検索エンジンが挙げられます。
そのため、アフィリエイトサイトを運営するのであれば、検索エンジンで上位表示するための施策であるSEO対策は避けて通れないものといえるでしょう。
アフィリエイトとは
アフィリエイトは、成果報酬型の広告ともいわれています。
Webサイトの運営者はWebサイト上にASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録されている広告主のサービスや商品に関連した情報を掲載します。
その情報からユーザーが商品購入や資料請求などのアクションをおこなうことによってWebサイト運営者に広告主から一定額の報酬を受け取る仕組みになっています。
アフィリエイトサイトは終わり?現状と将来性
「アフィリエイトサイトの運営はオワコン化している」というようなことを耳にしたことがある方は多いことでしょう。
しかし実際はどうなのでしょう?現状と今後について見ていきましょう。
アフィリエイトサイトを取り巻く現状
現状、アフィリエイトサイトを取り巻くSEO環境は厳しくなっています。なぜならGoogleでは大規模なアップデートを頻繁におこなっているからです。
2017年には「健康(医療)アップデート」という大型のアップデートがおこなわれました。
これはYMYLと呼ばれる、健康や医療、法律など人の人生に大きくかかわるものについて、専門家でない人が書いた記事の順位が落とされるようなアップデートでした。
たとえば、お金に関するコンテンツがあるとします。
主婦とファイナンシャルプランナーが書いた記事のどちらが検索上位をとりやすいかといったら、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーが書いた記事のほうが上位表示されやすいということは明白です。なぜなら専門家の記述には権威性と信憑性があるからです。
このアップデートによってサイトが順位を大幅に落としてしまいいきなり収入がほぼゼロになってしまったアフィリエイターが続出しました。
YMYLについて詳しくは下記の記事をご覧ください。
SEOのアップデートについて詳しくは下記の記事をご覧ください。
国内アフィリエイト市場規模は右肩上がり
アフィリエイトは終わりなどといわれることもありますが、次のデータより実際のアフィリエイト市場規模を見ていくと右肩上がりだとわかります。
出所:株式会社矢野経済研究所|「アフィリエイト市場に関する調査(2021年)」 2022年
3月11日発表
以上を見るとわかるように市場規模は年々増加の一途をたどっていますし、今後も増加していくことが予測されています。
そのため、しっかりと勝てるアフィリエイトサイトを運営していけば市場が先細る可能性は低いので戦略次第でうまくいくかどうかが決まるでしょう。
アフィリエイトサイトの制作で注意するべき点
市場規模からも右肩上がりであるとはわかりましたが、現状個人のアフィリエイターやドメインパワーの低い企業などはなかなか厳しい戦いになることも確かです。
アフィリエイトメディア制作で気を付けなければならない注意点を知ることで、少しでも戦いを有利にすすめられます。注意点について2つ見ていきましょう。
アフィリエイトリンクを増やしすぎない
アフィリエイトリンクを増やしすぎないように気を付けましょう。
記事の中やWebサイト上に広告が多すぎると見づらくなってしまったり、押し売り感が出すぎてしまったりとユーザーにとってあまりいい印象にはなりません。
自分が知りたいことを求めていたはずなのに、サイトを開いたときに広告だらけだと離脱率を上げる原因になりかねません。離脱率が高いとSEO的にも評価がよくありません。
また、あまりにもアフィリエイトリンクの数が多すぎるとペナルティを受けてしまう場合もあります。
そのため、いくらアフィリエイトで稼ぎたいとはいえ、アフィリエイトリンクを貼りすぎることはおすすめしません。
上位サイトのコピー記事を量産しない
アフィリエイトリンクが貼られた上位サイトの記事をコピーすることは避けましょう。
もちろん、アフィリエイトリンクが貼られている、貼られていないにかかわらずコピー記事はペナルティの対象になってしまいます。
オリジナリティがなく、ほかの記事と非常に構造が似ていたり、文面が似通っていたりするとそれだけでもペナルティの対象になりやすいので注意が必要です。
勝てるアフィリエイトメディア戦略
どのようなアフィリエイトサイトの運営をしたらうまくいくのでしょうか。
考え方や戦略について見ていきましょう。
ユーザーに役立つ記事なのかを明確にする
自分の利益以上に、その記事がどんな人に役に立つのか、どんな人が使ったら幸せになれるのかについてしっかりと考えて記事制作をおこないましょう。
具体的には、そのキーワードを検索する人の検索意図を考えるところから始めましょう。
- そのキーワードで検索する人はどんな悩みを持っているのか
- その悩みを解決できる商品やサービスにはどのようなものがあるのかなど
逆にアフィリエイト広告の商品やサービスはどのような人の悩みを解決できるものなのかから考えることもできます。
具体的に何で困っている人なのか、何を求めている人なのかをリサーチすることは基本中の基本ではありますが忠実におこなうことで勝ち残っていけるアフィリエイトサイトの運営ができるでしょう。
体験談を織り交ぜた記事制作をする
商品の訴求をする際におすすめなのは体験談です。アフィリエイト記事を作るときも、できるだけ体験談をもとにして文章を書くと信頼性が増すでしょう。
飲食店を探す際や、欲しい家電などを探す際に口コミやレビューを見てから買う人が多いように、「実際に使ってみた」などの実体験ベースの意見は強い力を持ちます。
商品を紹介する際に、使ってみないとわからないことも多いので、実際に自分で試してみて記事を書いてみることをおすすめします。
記事をキーワードによって書き分ける
これまで見てきたようにGoogleのさまざまなアルゴリズムの変化によって一個人やこれから新しくアフィリエイトサイトの運営を始めたりする場合には、ビッグキーワードでの上位表示がなかなか難しくなってきています。
そのなかでアフィリエイトサイトの運営をしていくためには、キーワードとキーワードの組み合わせによるロングテールキーワードで集客をして、収益化記事へつなげるとよいでしょう。
どうしても検索ボリュームの多いキーワードの記事を書きたくなるかもしれません。しかし、アクセス数こそ少ないものの上位表示しやすいキーワードで上位表示を狙うほうが、アクセスが伸びやすくなり収益化する可能性が高くなるでしょう。
集客記事と収益化記事を両方用意して、しっかりと書き分けをすることでアフィリエイトサイトの運営を成功させましょう。
5.質の高い記事制作でSEO対策をしよう
「アフィリエイトサイトの運営をしよう!」と思い立ったときには、立ち上げはじめるだけでも本記事で紹介したようなさまざまな準備や思考が必要になります。
市場自体は伸びているアフィリエイト市場ですが、個人のアフィリエイターやブロガーにとってはなかなか厳しい現状であることも否めません。
成果を出すためには、実際に運用を始めてからも質の高い記事の発信を継続し続けなければいけないため、やるべきことが多い分、不安な点やわからないことに悩まされることもあるかもしれません。
しかし、成果につながるポイントを押さえて、着実に改善していくことで、効果的なオウンドメディア運営をすすめていけるはずです。
プロクルコンテンツは、130種類・2,000名の多種多様な専門家によるコンテンツの制作支援をおこなうプラットフォームです。審査に通過した専門家に記事を執筆/監修してもらうサービスなので、Googleに評価される「質の高いコンテンツ」を提供することができます。
また、内部にディレクター/ 編集者がいるため、専門家との進行・調整、記事の品質担保など、進行に必要な作業はすべてお任せいただけます。
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