SEOに効果的なディスクリプションの書き方とは?文字数や設定など

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WEBマーケティングをする上で、欠かせないものの一つが「SEO対策」です。SEO対策をすることで、検索結果で上位表示されやすくなり、自社の商品やサービスの成約につながりやすくなります。

SEO対策には「内部対策・外部対策・コンテンツSEO」とありますが、この中でも内部対策として行うべき施策は数多くあります。

今回は、内部対策の中でも重要とされている「ディスクリプション」について、効果的な書き方やWordPressでの設定方法を解説しましょう。

ディスクリプションがSEOに与える3つの効果

ディスクリプションとは対象ページの概要を簡潔にまとめたもので、設定すると検索結果のタイトルの下に表示されるもので、メタディスクリプション(meta description)とも呼ばれています。

ディスクリプションを設定することで、主に以下の効果が得られます。

  1. 間接的にSEO効果がある
  2. CTR率の向上
  3. ユーザーファーストなコンテンツになる

効果1:間接的にSEO効果がある

ディスクリプションには、設定することで直接的にSEOへ影響を与えることはありません。

しかし、ディスクリプション内にSEOキーワードを含めていた場合、検索キーワードと一致する文字が太字で表示されます。太字で表示されることで、ユーザーは「自分の欲しい情報が乗っているサイトだ」と認識しやすくなるため、間接的にSEO対策ができたといえるでしょう。

効果2:CTR率の向上

CTR率とはクリック率のことを指しており、CTR率が向上すると多くのユーザーにクリックされるコンテンツであると評価されます。

ディスクリプションは、先述したとおり検索結果で表示されるタイトルの下に表示されるため、ユーザーがクリックするときの判断材料となります。

タイトルだけをみて判断するユーザーもいますが、ディスクリプションで概要を把握してからクリックする方も多いでしょう。魅力的なディスクリプションを設定しておくことで、コンテンツにアクセスする確率が上がってくるため、CTR率の向上につながるのです。

効果3:ユーザーファーストなコンテンツになる

ディスクリプションは、ユーザーに対してコンテンツの内容をわかりやすく伝える手段となっているため、正しく設定することでユーザーファーストのコンテンツになります。

ユーザーはコンテンツ内に記載されているすべての情報というよりも、ある特定の情報だけが欲しいケースが多いです。そのときに、ディスクリプション内にユーザーが欲している情報を含めることで、ユーザーがみるかどうかを判断できるユーザーファーストなコンテンツになります。

ユーザーファーストなコンテンツはGoogleにも評価されやすいため、結果的にSEOの向上につながる可能性もあるでしょう。

ディスクリプションを書かないと発生する3つのデメリットとは?

ディスクリプションの設定は自由ですが、書かないことで以下のデメリットが発生する場合も考えられます。

  1. 意図していない内容がディスクリプションに表示されることがある
  2. SNSでシェアをしたときに影響が出る
  3. Googleの意図に反する

デメリット1:意図していない内容がディスクリプションに表示されることがある

ディスクリプションの設定をしなかった場合、何も表示されないわけではなく、クローラーが自動的に検知したテキストが表示されます。

自動的に検知されるテキストは、クローラーのアルゴリズムによって決められるため、意図していない説明が表示される可能性があるのです。その結果、正しくディスクリプションを設定していれば流入できたチャンスを逃すことになってしまいます。

したがって、意図していない内容が表示されることを防ぐためにも、ディスクリプションの設定はしておくのが無難です。

デメリット2:SNSでシェアをしたときに影響が出る

コンテンツを拡散するためには、SEO対策だけではなくSNSを活用した施策も効果的です。

SNSでコンテンツを投稿する場合、ディスクリプションを設定していないと文章の冒頭から文字が表示されるため、どういったコンテンツなのかがわからずに拡散されることになってしまいます。

例えば、ブログ形式のコンテンツを投稿したときに「こんにちは、〇〇と申します。」といった文章が表示されたとしても、アクセスしようと思える情報ではありません。

ユーザーファーストのコンテンツにするためには、投稿したコンテンツの概要を簡潔に記載し、自分にとって価値ある情報が載っているかを判断させるのが大切です。

正しくシェアされていくためにも、ディスクリプションの設定はしておくのが良いでしょう。

デメリット3:Googleの意図に反する

Googleでは、ユーザーを第一に考えたコンテンツに関してSEOで高く評価しています。

ディスクリプションは事前にユーザーが目を通してコンテンツの内容を把握できるため、本当にみるべきかの判断につながります。その結果、ユーザーを考えたコンテンツに近づくため、Google側にも評価されやすくなるでしょう。

しかし、ディスクリプションを設定しないと適切な内容をユーザーへ伝えられないため、Googleが提唱するユーザーファーストのコンテンツでないと判断される可能性があるのです。

SEOに効果的なディスクリプションの書き方7選

SEOに効果的なディスクリプションの書き方には、主に以下の方法が考えられます。

  1. パソコンなら120~130文字、スマホなら50~70字以内を目安に
  2. ページごとに固有の内容を記載する
  3. SEO対策キーワードを含める
  4. 同ジャンル記事との差別化を図る
  5. ユーザーに提供する価値を述べる
  6. ペルソナに向けた内容にする
  7. コンテンツの概要を伝える

1.パソコンなら120~130文字、スマホなら50~70字以内を目安に

ディスクリプションでは、閲覧するデバイスによって最適な文字数が異なってきます。

パソコンの場合は120~130文字、スマホなら50~70字以内を目安に設定するのがおすすめです。なぜなら、アクセスするデバイスによって表示される文字数が決まっているため、適切に内容を伝えるためにも、正しい文字数で記載する必要があるからです。

もし、文字数がオーバーしてしまうと「……」と省略されてしまうため、重要な部分を伝えきれずにコンテンツが表示される可能性があります。

2.ページごとに固有の内容を記載する

ディスクリプションを設定する場合、ページごとに固有の内容を記載するのが推奨されています。

しかし、サイトによってはすべてのページで同じ内容のディスクリプションを設定している場合があるのです。SEOに悪影響を及ぼす危険性はないものの、コンテンツの内容とディスクリプションとの間に内容の違いが発生してしまうため、ユーザーファーストでないコンテンツとなってしまいます。

ディスクリプションを設定するときには、ページ単位で適切な内容のディスクリプションを設定していきましょう。

3.SEO対策キーワードを含める

ディスクリプションは、検索したキーワード部分が太字で表示されるため、SEO対策キーワードを含めると目に留まりやすくなりCTR率の向上につながります。

SEO対策キーワードは、前半部分に記載することでより多くのユーザーが目にしやすくなります。ただし、ディスクリプションにSEO対策キーワードを含めすぎるのは要注意です。不自然にキーワードを含めると、ユーザーがコンテンツに対して嫌なイメージを持ってしまうため、あくまでも自然な文章の流れにキーワードを盛り込みましょう。

4.同ジャンル記事との差別化を図る

ディスクリプションはユーザーがクリックするときの判断材料となるため、ほかの記事との差別化を図るのが重要です。

SEOでは、数多くの競合が存在しているため、ディスクリプションに関してもほかのコンテンツと比べて優れている点を記載していく必要があります。

目を引くようなディスクリプションを設定することで、ユーザーが気になってクリックする可能性が上がるでしょう。

5.ユーザーに提供する価値を述べる

ディスクリプションには、コンテンツをみることで得られる価値を述べるのが大切です。

例えば「この記事を読めばマーケティングの基礎知識が学べます」「SEO対策の外部対策について重点的に学べます」など、より具体的な表現を含めることでユーザー自身もイメージしやすくなります。

ユーザーは、コンテンツを読んで得られる価値が自分の欲している情報と一致したときに、クリックしてサイトを訪れることになるでしょう。

6.ペルソナに向けた内容にする

ペルソナとは、コンテンツの対象となる人物像を仮想的に設定したものです。

ペルソナに向けた内容にすることで、誰にとって価値のあるコンテンツであるかが明確になるため、ユーザー側も判断しやすくなります。

ペルソナを決めずにディスクリプションを設定すると、誰に向けているのかがわからない中途半端なコンテンツとなってしまうため、CTR率を向上させるためにもペルソナへ向けた内容にしましょう。

7.コンテンツの概要を伝える

ディスクリプションでは、コンテンツに記載されている内容をざっくりとまとめた概要を記載しましょう。

概要を記載することで、直接コンテンツへアクセスしなくても内容を把握できるため、お互いにとってメリットがあります。概要を記載するときには、パソコン用とモバイル用で文字数が異なっているため文字数を確認して設定しましょう。

ディスクリプションでSEO対策をするには

実際にディスクリプションを設定する方法は、自分でホームページを制作した場合とWord Pressで運用している場合とで異なるので、それぞれ解説します。

自分でホームページを制作した場合

ホームページを自作したときは、ディスクリプションのタグを活用して設定する必要があります。今回は、HTML形式で作成したと仮定しましょう。

HTML形式の場合、headタグ内にmeta descriptionタグを記載して文章を書いていきます。具体的には、以下のとおりです。

  <head> <meta name=“description” content=“ディスクリプションの内容を記載する”> </head>  

contentの”ディスクリプションの内容を記載する”に、ディスクリプションとして表示させたい文章を入力します。記載する内容については、先述した「SEOに効果的なディスクリプションの書き方7選」を参考にすると良いでしょう。

WordPressで運用している場合

WordPressでホームページを運用している場合は、プラグインによってディスクリプションの設定が可能です。

プラグインとは、WordPressを活用するために追加できる機能のことで、さまざまな利用用途に応じたものがあります。ディスクリプションを設定するときには、プラグインの中でも「All in One SEO Pack」を利用することで、簡単にディスクリプションを設定できます。

具体的には、All in One SEO Packをインストールした後に新規記事を追加すると、編集画面のページ下部に「タイトル」「説明」と表示されており、説明がディスクリプションに該当します。

説明部分に適切なディスクリプションを設定することで、公開された記事で表示されるようになるのです。

ディスクリプションでSEO対策をしよう

ディスクリプションは、検索結果のタイトル下部に表示されるメッセージのことで、設定しなくても問題ありません。

しかし、設定することでCTR率の向上につながるため、基本的には設定しておくのをおすすめします。また、設定していないとGoogle側が自動的にテキスト判定をしてディスクリプションを設定されてしまい、意図しない情報が表示される可能性があるので注意が必要です。

これからディスクリプションを設定したいと思っている方は、今回の記事に記載した「SEOに効果的なディスクリプションの書き方7選」を参考に進めていきましょう。

プロクルコンテンツ編集部

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