SEO対策におすすめのワードプレスプラグインとは?

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世界中の企業や個人がWebサイトの構築をする際に使うCMS(コンテンツマネジメントシステム)の中で、もっとも使用比率が高いとされているのがワードプレスです。

せっかくワードプレスを使うなら、SEO効果を最大化させたいものです。

なぜSEO対策にワードプレスがいいとされるのか、おすすめのワードプレステーマやプラグイン、設定について解説します。

ワードプレスはSEOに強いのか

Googleの検索結果を見ると、上位表示している記事の多くがワードプレスを使用していることが分かります。

無料ブログやワードプレス以外のCMSを使用したサイトよりも上位表示されやすく、SEOに強いとされています。

1.SEOに強いとされるテーマやプラグインが豊富

SEOに強いとされるワードプレスですが、何もせずそのままでもSEOに強いかといわれるとそうではありません。しっかりとSEOに強くなる設定を施す必要があります。

有料、無料を問わず、さまざまなテーマや機能を追加できるプラグインの種類に富んでいます。SEO対策を強化できるプラグインもあります。

ワードプレスは設定が豊富であることが、SEOに強いとされる理由でもあります。

プラグインとは……

ワードプレスをカスタマイズする際に、さまざまな機能を追加するための拡張ツールです。

2.世界で使用されているCMSのシェア率が高い

使い慣れていない初心者の方でも使いやすいのがワードプレスです。

一般的にはHTMLやCSSなどのプログラミング言語を学び、自分でコードを打ち込んで記事を作り上げていかなければなりません、

しかし、ワードプレスがあればプログラミングの専門知識がなくても安心してWebサイトやコンテンツを構築し、管理できます。

ワードプレスは2003年に誕生したオープンソース型(外部にソースが公開されている)のCMSです。

プログラムの改変や複製が認められていて、ライセンス制限が少なく自由度が高いので、企業でも使いやすいCMSだといえます。

使っている人が多いために、何か困ったらGoogleで検索すれば解決の糸口が見つかりやすい点はワードプレスを使用する強みともいえるでしょう。

操作性のしやすさ、制限の少なさによる自由度の高さなどによってワードプレスは人気を集め、世界のCMS市場のシェアでは65%を占めます。2019年12月には全Webサイトのうちワードプレスのシェアを35.2%にまで伸ばしています。

CMSについては次の記事をご覧ください。

SEO対策におすすめのワードプレステーマ

SEO効果を発揮しやすい、おすすめのワードプレステーマを4つ紹介します。

前提として、ワードプレステーマはひとつに決めたらそのひとつを長く使うことを推奨します。

なぜなら新しいテーマに変更すると、テーマ設定や記事の装飾、デザインのカスタマイズなど多くの設定がやり直しになってしまうからです。設定をやり直す手間もありますが、検索順位にも影響が出る可能性があります。

このことを踏まえた上で慎重に選び、そのひとつのテーマを長く使っていきましょう。

1.JIN

JINは有名アフィリエイターのひつじさんという方が開発したテーマです。

価格は税込みで14,800円(2022年7月5日現在)で、複数ブログでの使用が認められています。

JINの特徴は、以下のとおりです。

JINの特徴
  • 機能やデザインが豊富
  • サポートが充実
  • 内部SEO対策が実装済み

着せ替え機能がついているので、サイトのデザイン変更を簡単にできます。

また、ブロガーに人気のテーマで、使用している人が多いということは、トラブルがあったときに調べればすぐに解決できる可能性が高いということです。

それでも困りごとが解決しなければJINの公式サポートで質問ができたり、使い方に関するマニュアルが用意されていたりと、Webサイトに慣れていない方でも安心して利用できます。

また、JINは内部SEO対策が実装済みです

内部SEO対策とは、検索エンジンに対する最適化によって検索順位の向上をはかる施策のことです。

具体的には、以下のことをおこなっています。

  • ページ階層を理解しやすい
  • 表示速度が速い
  • 読み心地がいいデザイン
  • 役割を理解しやすいブログパーツ
  • アクションしたくなる仕組み

これらの構造によって、ユーザーにとってもGoogleにとっても評価される仕組みになっています。

2.SANGO

SANGOは、サルワカというWebメディアを運営する中の人が作った、おしゃれでデザイン性に優れたユーザーフレンドリーなテーマです。

サイトを訪れる人の居心地の良さを第一に考えてデザインされていて、デザインセンスがなくてもデフォルトのままで美しいので、ご自身でデザインできるか不安な方でも安心です。価格は税込みで11,000円です。(2022年7月5日現在)

SANGOの特徴は、以下のとおりです。

SANGOの特徴
  • シンプルかつおしゃれなデザイン性
  • 内部SEO対策施策済み

選べる見出しデザインやボタン、ボックスデザインの種類は30種類以上、関連記事のデザインパターンは3種類以上、Q&A形式の見出しを簡単に挿入できるなど、シンプルでありながら自分好みのデザインに簡単にできる点がSANGOの最大の特徴ともいえます。

また、SANGOもJINと同じく内部SEO対策施策済みです。

構造化データの設定がデフォルトでおこなわれていたり、ページ容量の軽量化や高速化を実現したりしていて、ユーザビリティーとクローラビリティの両方が考えられた仕組みになっています。

SEO対策ではユーザーの滞在時間を伸ばしたり、回遊率を上げたりすることも必要なため、SANGOのようなつい長居したくなるような居心地のよいデザインは重要な要素です。

ちなみに、SANGOの由来は海の「サンゴ」からとったものです。

サンゴには多くの生物が集まってきます。ワードプレステーマのSANGOも、海のサンゴのように多くの人を集めるものになればいいとの願いが込められています。

また、サンゴの種類は約800にものぼりますが1つひとつ色や形が違います。SANGOで作られたサイトも1つひとつ個性のある唯一無二のものに、との思いも込められています。

3.賢威(けんい)

賢威は、Webマーケティング会社ウェブライダーが開発したワードプレステーマです。

2007年1月の発売開始から、企業や個人を問わず幅広く長年支持されています。価格は税込みで27,280円です。(2022年7月5日現在)

老舗のワードプレステーマではありますが、最新のSEO事情にあわせてアップデートを重ね、現在はバージョン8となっています。

賢威の特徴は以下のとおりです。

賢威の特徴
  • Webマーケティング会社「ウェブライダー」開発商品
  • 賢威ユーザーだけがアクセス可能な賢威フォーラム

ウェブライダーのポリシーは被リンクを「売らない、買わない」です。

ポリシーを守り、徹底した内部SEO対策とコンテンツプランニングによる外的SEOで、いくつものサイトの上位表示をしている企業のノウハウが詰まったワードプレステーマになっています。多数の口コミによって圧倒的な支持を受け、会社とともに信頼と実績を積み上げてきたテーマといえるでしょう。

また、賢威を使用しているほかのユーザーの質問や質問に対する答えなどがアーカイブされている賢威フォーラムがあり、サポート体制が万全な点も特徴のひとつです。

マニュアルもあり、小手先のテクニックだけでなく本質的なSEO対策の方法を学ぶこともできます。

プロに任せることもできますが、自社でもある程度のSEOのノウハウはあったほうがいいので、SEOのプロが実際に使用しているマニュアルについて知識を深められるのは、賢威の利点といえるでしょう。

4.AFFINGER

AFFTINGERは株式会社オンスピードによって制作されたワードプレステーマです。

価格は税込みで14,800円(2022年7月5日現在)で、複数サイトでの使用が認められています。

AFFTINGERの特徴は以下のとおりです。

AFFINGERの特徴
  • カスタマイズ性が高い
  • 公式マニュアルあり

商品紹介やアフィリエイトサイトにも使いやすいランキング機能を搭載しており、稼ぐことにフォーカスしたワードプレステーマだといえます。

AFFTINGERは複数のサイトに適用できますが、その複数のどのサイトにも同じデザインを適用するのではなく、ターゲットによって効果の出やすい最適化に重点をおいてデザイン設定を装備しています。

また、公式のマニュアルが完備してある点も、使いやすさの理由になっています。

SEO対策におすすめのプラグイン

ワードプレスにはSEO対策を強化するプラグインもあります。

サイトの記事の表示スピードを速くしたり、スマホ用のレイアウト表示を最適化してくれるモバイルフレンドリー対応していたりなど、専門知識がなくても簡単に対策を強化できます。

そこで、SEO対策におすすめのプラグインを紹介します。

1.All in One SEO

All in One SEOは、ワードプレスでSEO対策をするなら必須といっても過言ではないプラグインです。

具体的には、次のような設定の機能を持っています。

  • SEOのメタ要素の設定
  • クローラーの巡回を促すXML Sitemapの設定
  • SNSでの拡散力を上げるOGPの設定など

たとえばですが、検索結果を見たときに、ユーザーはタイトルとディスクリプションを見てその記事をクリックするかどうか決めます。その際の設定をおこなえるのがAll in One SEOです。

ほかにもTwitterやFacebookなどのSNSで書いた記事を投稿するときに、All in One SEOを入れて設定しておくと、意図しているアイキャッチが表示されてクリックされやすくなります。

もし設定していなければアイキャッチが表示されなかったり、意図していないアイキャッチが表示されたりするため、あまり興味を引かない表示の仕方になってしまいます。

All in One SEOは便利なプラグインですが、導入しないほうがいいケースもあります。

使用しているデザインテーマによってSEO対策がしっかりとされている場合には必要ないので、「All in One SEO 使用しているテーマ」で調べましょう。

2.Yoast(ヨースト)SEO

Yoast SEOもAll in One SEOと同じ機能を持つプラグインです。

2008年にリリースされ、ダウンロード数は500万以上にものぼり、ワードプレスのSEOプラグインとしては世界で人気です。

Yoast SEOは無料版と有料版があります。無料版でも十分がSEO対策はできますが、有料版では個別でのサポートを受けられます。

基本的にはどちらのプラグインも機能に差はありません。

SEO効果を最大化する設定

ワードプレスのSEO効果を最大化する設定について見ていきましょう。

1.URL(パーマリンク)を最適化

URLの末尾部分をパーマリンクといいます。

最後のスラッシュ以降の部分で、ここが数字やローマ字などで特に意味のないものにするより、その記事の内容を表すようなもののほうが、ユーザーにとって分かりやすいです。

たとえば、りんごの皮の向き方を解説する記事であれば、パーマリンクが「/how-to-peel-apples」となっていると分かりやすいでしょう。

2.スパムコメントを防止

記事を読んだユーザーが、感想や疑問をコメントに残してくれることがあります。

ユーザーとコミュニケーションをとること、良質なコメントを残してくれることは、サイトの評価を上げてくれるためにSEO効果が期待できます。

ただ、良質なコメントだけではなく中にはスパムコメントが紛れていることもあります。

この場合には、Webサイトの評価が下がりかねません。

このような事態を招かないよう、「Akismet」というスパムコメント対策用のプラグインを設置しておきましょう。守りのSEO対策には必須です。

3.タイトルとメタディスクリプションを最適化

ワードプレスでは、meta(メタ)タグを簡単に編集できます。

metaタグは、ページについての情報を記述する部分で、HTMLで定義された要素のひとつです。

metaタグのうち、メタディスクリプションは検索結果のタイトルのすぐ下の部分に表示されるもので、ユーザーがクリックするかどうかの判断材料となる重要な箇所です。

また、狙ったキーワードをタイトルに入れつつ、ユーザーが読みたくなるような注意を引くタイトルをつけなければなりません。

メタディスクリプションについての記事はこちらをご覧ください。

SEO対策にはワードプレスがおすすめ

自社サイトを運営する際には、SEOの観点から見るとワードプレスがおすすめです。

実際にサイトの運営をしていくことは、多くの情報がすでにあるためそう難しくはありません。ただ、コンテンツの内容の充実や、盤石なSEO対策をしていくためには、途中でやめたりすることなく継続していかなければなりません。

プロクルコンテンツは、130種類・2000名の多種多様な専門家によるコンテンツ制作支援をおこなうプラットフォームです。

内部にディレクターや編集者がいるため、専門家との進行・調整、記事の品質担保など、進行に必要な作業はすべてお任せいただけます。社内リソースに不安がある場合や、ワンストップで依頼したい場合などは、ワードプレスの構築から請け負うことも可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

プロクルコンテンツ編集部

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