オウンドメディアを運用していく中で、執筆するコンテンツの特徴や性質を把握しておくことは非常に重要な役割を担います。
そこで今回は、コンテンツの形態である「ストック型コンテンツとフロー型コンテンツの違い」について、オウンドメディアにふさわしいのはどちらなのかというポイントも含めてご紹介します。
コンテンツの形態のパターンとは?
コンテンツの形態は大きく分けると、下記の6パターンが存在します。
・ストック:時間が経過しても価値が低下しにくい資産化できるコンテンツ。
・フロー:時期性が強く、情報の鮮度が重要視されるコンテンツ。
・リニア:連続してユーザーに見てもらうことを想定したコンテンツ。
・ノンリニア:単発的にユーザーに見てもらうことを想定したコンテンツ。
それぞれにメリット・デメリットはありますが、今回は上記の中でも特に重要な「ストック型」「フロー型」について、詳しく紹介していきます。
ストック型コンテンツとは?
1:ストック型コンテンツとは?
ストック型コンテンツとは、継続的にユーザーに求められるタイプのコンテンツのことを指します。特徴としては、時間が経ってもコンテンツとしての価値が劣化しないことが挙げられます。
たとえば、ウィキペディアのような時期を問わず、ユーザーが検索して訪れるようなメディアのコンテンツがストック型に該当します。
2:ストック型コンテンツのメリットは?
ストック型のコンテンツのメリットとしては、主に下記の2つの点が挙げられます。
・時期性に左右されにくいため、安定したアクセス数を見込むことができる
・記事が蓄積されていくと、アクセス数を底上げすることができる
ストック型のコンテンツは蓄積され、長期的に価値を発揮するため、メディアとしての資産として機能させることができるでしょう。
3:ストック型コンテンツのデメリットは?
ストック型のコンテンツのデメリットとしては、主に下記の3つの点が挙げられます。
・効果を出すためには、一定数の記事の量が必要
・競合が多く、検索順位のコントロールが難しい
・短期的なアクセスの増加には向いていない
長期的に価値を発揮できる反面、短期的な成果には繋がりにくい部分があり、コツコツと継続して運用していくことを前提に組み立てる必要があります。
フロー型コンテンツとは?
1:フロー型コンテンツとは?
フロー型コンテンツとは、ストック型コンテンツとは逆で、短期的にユーザーに求められるタイプのコンテンツのことを指します。ニュース速報など、鮮度が重要な旬の情報を取り上げた記事などが、フロー型コンテンツに該当します。
2:フロー型コンテンツのメリットは?
フロー型のコンテンツのメリットとしては、主に下記の2つの点が上げられます。
・拡散されやすいため、短期間で爆発的にアクセス数が増えやすい
・内容よりも鮮度を重要するため、比較的制作に時間が掛からない
多くのユーザーの関心を集める話題を取り扱うため、さまざまなユーザーを短期間で集めることができることが特徴として挙げられるでしょう。
3:フロー型コンテンツのデメリットは?
フロー型のコンテンツのデメリットとしては、主に下記の2つの点が上げられます。
・特定の時期しかコンテンツの価値が維持できない
・アクセス数を維持するためには、新しい情報を発信し続ける必要がある
短期的に価値を発揮できる反面、ユーザーに飽きられやすいため、常に旬の情報を発信し続ける必要があると言えるでしょう。
それぞれのコンテンツタイプ、どう使い分けたらいい?
1:ストック型コンテンツとフロー型コンテンツの使い分けとは?
ストック型コンテンツは、長期的な視点で効果が出るように設計することで、サイトに訪れる固定ファンを獲得することができます。
逆に、フロー型コンテンツは、拡散されやすい旬の情報を発信することで、普段サイトには接触しない新規ユーザーの呼び水として活用し、アクセス数を増やしていくことができます。
大切なのは、全体のバランスと「今はストック型・フロー型のどちらのタイプの記事を増やして、どんなユーザーを獲得したいのか」という戦略に沿った発信を行うことです。
2:それぞれのタイプに向いているサービスは?
ストック型コンテンツに向いているサービスとしては、専門性が高く、ノウハウなどの知識が豊富なサービスが挙げられます。既存のノウハウを記事として執筆することで、サービスと親和性の高いコンテンツを発信することができます。
一方、フロー型コンテンツに向いているサービスとしては、情報の更新頻度が高く、発信するネタに困らないサービスが該当するでしょう。ユーザーに飽きられないよう常に新しい情報を発信する必要があるため、トレンド情報に事欠かないことが必要となります。
オウンドメディアにはストック型?フロー型?
1:オウンドメディアには、ストック型とフロー型どちらがいいのか?
ストック型、フロー型ともにバランス良く活用していくことが大切ですが、オウンドメディアにおいて特に重要なのは「ストック型」だと言えるでしょう。
オウンドメディアのメリットは、長期的にユーザーとコミュニケーションを取り、ファンを増やしていけることです。そのため、一過性のフロー型コンテンツよりも、質の高い情報で信頼を蓄積できるストック型コンテンツの方が、そのメリットを最大化できるのです。
2:SEO対策にはどちらのタイプが向いているのか?
SEO対策として向いているコンテンツタイプは、「ストック型」と言えます。
質の高いストック型コンテンツは、資産として長期的に蓄積することができるため、検索エンジンの評価も高くなる傾向にあります。
ユーザーの検索意図や抱える課題にしっかりと応えられるような知識・ノウハウを記載したストック型コンテンツを発信することで、検索順位の上位を狙うことができるのです。
コンテンツタイプを正しく使い分けて、効果的なオウンドメディア運営を!
せっかく質の高い記事を執筆したとしても、そのコンテンツタイプを理解していなければ、成果に結びつけるための効果的な運用ができなくなってしまいます。
そうならないように、コンテンツタイプを正しく使い分けて、オウンドメディア運営に生かしていきましょう。
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