キーワードプランナーの使い方は?基本的な使い方や活用方法を解説

SEO

オウンドメディアを運営する場合、アップした記事の効果を定期的に計測する必要があります。アップした記事のままで結果を残せる場合は問題ないものの、多くの場合は定期的なリライトによって記事作成の効果を最大限にしていかなければなりません。

コンテンツリライトやターゲットキーワードの見直しなどの際、Googleが提供している「キーワードプランナー」が役に立ちます。今回はキーワードプランナーについて詳しく解説していきます。はじめて使用する方や今まで使用してこなかった方は参考にしてみてください。

キーワードプランナーとは

キーワードプランナーとは、キーワード選定を手軽に行えるツールです。例えば、以下のような使い方ができます。

・特定のキーワードの関連キーワードを探す
・特定のキーワードの検索ボリュームを確かめる
・既存の記事に対する関連キーワードを確認する

特に検索ボリュームは、記事を作成する際のキーワード選定の重要な指標です。ある1つのキーワードが10万の検索ボリュームがあると表示された場合は、Googleの検索エンジン上でそのキーワードが1ヵ月に約10万回検索されたことを意味します。

無料で利用できる

Googleキーワードプランナーは使用するだけであれば無料でも可能です。
キーワードプランナーを使えるようにするまでの手順は以下のとおりです。

1.Google広告アカウントを作成する
2.広告の目標やユーザー層を決める
3.広告キャンペーンを作成する
4.広告を停止する
5.ツールからキーワードプランナーを使用する

キーワードプランナーの使い方、活用方法

次にキーワードプランナーの使い方、活用をみていきましょう。

SEO目的

自然検索からユーザーの流入を目指す場合、キーワード選定が重要になります。

例えば、競合が少ないなどの理由で上位表示ができそうであったとしても、検索ボリュームが10程度であれば、検索を行う人々は限られていることを意味します。

検索ボリュームがあまりにも少ないキーワードをターゲットにしたコンテンツを作成しても、そもそも検索ニーズがほとんどない可能性が高いでしょう。少ない検索ボリュームのキーワードをボリュームの多いキーワードの記事にも含めて、どちらの内容にも触れるコンテンツを作成するなど、方向性や戦略を考える必要があります。

狙いたいキーワードについて、実際に検索しているユーザーのニーズを確かめることも大切です。
例えば単一のキーワードだけでなく、「○○ やり方」や「○○ 方法」といった検索ボリュームも大きい場合は、方法にも言及するコンテンツを作成したほうが多くの人のニーズに合致しやすいといえるでしょう。

リスティング広告での使い方

リスティング広告は、ユーザーの検索意図に関連した広告を掲載するというシステムです。検索結果に表示されている上位サイトのなかで「広告」と記載されているものがリスティング広告。
広告表示するキーワードを設定により指定できる点がSEOとの違いの一つです。

もともとキーワードプランナーはGoogleのリスティング広告を出稿する際のための補助ツールです。そのため、広告のキーワードを設定する際、1クリックあたりいくら程度の金額がかかるか、などといったシミュレーションも可能です。

キーワードプランナーの便利な機能

キーワードプランナーには以下の5つの便利な機能があります。

キーワード情報のダウンロード

検索した情報は、 Google スプレッドシートかエクセルでダウンロードすることが可能です。最大の検索ボリュームや広告競合性の高さなどは、コンテンツ作りの参考として重要な情報になります。

デバイス毎の内訳を把握できる

ユーザーがどのデバイスを用いてアクセスしているのかを把握することが可能です。スマホやタブレット、 PC などのデバイスがありますが、検索キーワードによってデバイス別の検索ボリューム比率は異なります。
例えば、狙っているキーワードはスマホユーザーからの検索数が多いといった場合には、スマホの UIやコンテンツの見せ方の改善に積極的に取り組むべきでしょう。

表示項目の変更

表示項目の設定を変更することで、自社に必要な情報だけを見ることが可能です。

例えば広告入札単価を省略し、検索ボリュームだけを見たい場合には、「表示項目」から入札単価のチェックを外すことで非表示にできます。

URLからのキーワード抽出

特定のURLから関連キーワードを抽出することも可能です。
これにより、他社がどのようなキーワードを狙ってでコンテンツを作っているのか、推測がしやすくなります。Web サイトやコンテンツを制作する場合、ライバル社がどのようなキーワードに関連する記事を作っているか調査することは重要です。

「地域」「言語」「検索ネットワーク」の変更

地域や言語、検索ネットワークなど、条件を変更してキーワードを調べることが可能です。特定の地域などに注力したい場合は、その地域などに条件を絞ってキーワードの検索ボリュームを調べましょう。

コンテンツ作成におけるキーワードプランナーの活用方法

ここでは、コンテンツ作りを行うためのキーワードプランナーの活用方法についてみていきましょう。

コンテンツ作成時のキーワード選定

SEO 対策をするうえでは、ある程度のボリュームがなければ、そもそもコンテンツを探してもらうこと自体が難しくなってしまいます。そのため、やみくもに関連キーワードからコンテンツを作っていくのではなく、戦略性をもってコンテンツを作ることが大切です。

例えば、キーワードによっては平均検索ボリュームが少ないものの、入札単価が高いものがあったとします。これはそのキーワードの競合性が高い人気のキーワードであるということを意味します。そのため、おそらくSEOでも上位表示させることは難易度が高いと考えられます。場合によってはほかのキーワードでコンテンツを作成するといった戦略も検討すべきでしょう。

競合性のほかにも、一般的に以下のようなキーワードは避けるか、慎重に検討すべきでしょう。

・検索ニーズと自社サービスがマッチしない
・検索ボリュームが小さい
・ CVにつながりにくい

もちろんどのような判断基準でキーワードを選定するのがベストかは、その企業の戦略や考え方によって異なります。ですが、上記は基準の一つとして念頭に置いておきましょう。

ユーザーニーズの把握

ユーザーニーズは、キーボードプランナーや自然検索の上位記事から読み取ることが可能です。加えて、サジェストキーワードなどから、キーワードがユーザーからどういった意図で検索しているかを読み取ることができます。

キーワードプランナーを踏まえてこれらを調査しておくことで、よりユーザーニーズを深く理解したコンテンツを作成することが可能になるでしょう。
単純に一つのキーワードのボリュームだけを見るのではなく、その周辺のキーワードはどのような傾向をもつのかを把握したうえで記事を作ることが大切です。

キーワードプランナー使用上の注意点

ここでは、キーワードプランナーを使用する場合の注意点を見ていきましょう。

有料版でなければ正確な検索ボリュームは把握できない

キーワードプランナーは、広告を使用しない場合でも使用することは可能です。しかし、その場合は正確な数字を把握できないため、注意が必要です。より正確に把握するためには、広告を打つ必要があります。
広告は打たないがより正確に数字を図ることが必要であれば、ほかの有料のキーワード調査ツールを使用することも検討すべきでしょう。

キーワードプランナーの数値は過去基準

検索ボリュームは基本的に過去の数値から算出されます。検索数が急上昇したキーワードなどは、キーワードプランナーへの反映が間に合わないこともあります。トレンドに合わせたコンテンツを作成する場合は注意しましょう。

キーワードプランナーの使い方を理解して有効に活用しよう

キーワードプランナーはリスティング広告の付属ツールですが、広告を出す場合だけでなく、ユーザーのニーズを把握するためにも役立ちます。
コンテンツ作りを行う際に、狙いたいキーワードや関連キーワードにどの程度のボリュームがあるのかなどを策定することが可能です。

キーワードプランナーを上手く活用することにより、ユーザーニーズを汲み取ったコンテンツを作成することができるでしょう。


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