日本の中小ものづくり企業に特化した新しい形の海外進出支援プログラムを通して完成した商品を、9/14(土)よりシンガポール現地のセレクトショップ「Democratic Society by Supermama」にて発表・販売を開始致しました。
伝統工芸品や中小ものづくり企業の海外展開における一つの大きな難関は、日本とは全く異なる生活文化を持つ現地市場に即したマーケティング活動です。この海外進出支援プログラムでは従来型の主に日本市場向けの既存商品を海外展示会で披露し、現地企業との販売契約を目指す形ではなく、当初より下記のような流れで現地で販売する商品開発を目指す事を特徴としています。
- 既存商品を現地小売店にて販売するテストマーケティング期間を設ける
- 現地小売店にて顧客の反応を確かめた上で、現地のデザイナーが商品を複数パターンでデザイン
- 小ロットにて商品を生産し、発表・販売のPRは現地のネットワークを最大限に活用し企画・実施
- 実売の状況に応じて追加生産を継続的に実施し、他のショップでの販売へと販路を拡大する
これにより「販売」に最大のフォーカスをおきつつも、スモールスタートで効率の良い商品開発、流通迄を一連の流れの中で図る事が可能となります。2013年3月に発表した本企画発の第一弾商品「Singapore Icon」シリーズのお皿は(https://enfactory.co.jp/press/2013/440318132709515.html)発表から未だ半年ですが、既に3度目の追加生産体制に入っております。
尚このプログラムはエンファクトリーフェロー(※1)のKCmitF(※2)とシンガポールのS U P E R M A M A(※3)によって企画運営されております。
【Designed in Singapore×Made in Japanの新商品詳細】
・有田焼のカップ 5デザイン
販売元:株式会社キハラ(http://e-kihara.co.jp)佐賀県
・多重織りガーゼのティークロス 4デザイン
販売元:株式会社マルジュー(http://www.maruju.net)愛知県
・鋳物のペーパーウェイト 1デザイン×3素材
製造元:株式会社能作(http://www.nousaku.co.jp)富山県
これらの商品はアジアエリアのデザイナーとメーカーのコラボレーション掲げるシンガポールのレーベル「Democratic Society」より発表され、まずは直営店より販売を開始しております。商品の詳細等につきましては、下記の店舗もしくはURLよりご確認ください。
Democratic Society by Supermama
8 Queen Street, #01-04 Singapore
【ディレクション】
Edwin Low S U P E R M A M A(Singapore)
【コーディネーション】
大谷 啓介 KCmitF(Japan)
また、日本におきましては10月末より開催されるTokyo designers week2013にて今回発表した製品の展示、並びに新商品の発表を行ないます。合わせて国内での販売に関しても現在準備を進めています。
※1:エンファクトリー フェロー制度(https://enfactory.co.jp/human.html)
個人事業主やセカンドジョブで自己実現を目指す方々(=ローカルプレナー)の支援に特化した事業を推進するオールアバウトエンファクトリーでは、退職もしくは独立する社員がローカルプレナーとなる場合に任意で「フェロー」を選択する事が可能です。フェローとして活動する事で双方の関係性をゼロにする事なく、ケースバイケースでビジネスパートナーとして利用し合う相利共生の仕組みです。またローカルプレナーの支援事業の運営に際し、より顧客の実情に合わせたサービス開発、品質の向上の一助となっています。
※2:KCmitF(http://profile.ne.jp/pf/keisuke-otani/)
2005年のスタイルストア創設時にマーチャンダイザーとしてスタイルストアに加わり、その後ストアの運営、ギフト専門オンラインショップCOCOMOの創設や専門家プロファイルの運営を経て2012年7月に独立した元エンファクトリー社員大谷啓介による事業です。スタイルストアの取引先に代表されるような、規模は小さくても真面目にものづくりを続ける企業の商品開発・ブランディング・販売における支援の他、ASEANのHUBであるシンガポールの現地クリエーターを起用したローカライズ商品開発を軸に各社様の海外進出をサポートしています。
※3:S U P E R M A M A(http://www.supermama.sg)
シンガポールのアントレプレナーEdwin Low氏が手掛けるSupermamaは、2011年にラッフルズホテルの向かいにSeah Streetの1号店がオープンし、翌年12月にはシンガポールアートミュージアム8Qに2号店をオープンしています。Edwin Low氏は自身もプロダクトデザイナーとして活動する一方、デザイン学校(http://sode.sg)の講師、 セレクトショップSupermamaの運営を手掛ける等デザインと教育の分野を中心に幅広く活動しています。2012年12月より日本の優れたものづくり企業と、シンガポールのクリエーターのコラボレーションを積極推進する為にKCmitFと共にプロジェクトをスタートしています。
■エンファクトリーについて (https://enfactory.co.jp/)
“専門家”のノウハウや知見を商品としてネットで購入できる専門家マッチングサービスサイト「専門家プロファイル」、”つくり手” 、”えらび手”が多様なライフスタイルを通じてこだわり商品を提供するオンラインショッピング「スタイルストア」「COCOMO」を運営。
個人事業主やセカンドジョブで自己実現を目指す方々(=ローカルプレナー)に対して、マーケティング支援(消費者・市場へのアクセス、ブランド支援)を中心に、ソーシング支援(人脈やパートナー探し、スキル構築支援)、ファイナンス支援(資金や資本仲介、信用、信頼担保)などを提供する「自己実現ターミナル」の創造を目指しています。
エンファクトリーではこれら自社サービスは勿論、同社フェローが提供する「海外進出支援プログラム」や、「にっぽん てならい堂」(http://www.tenaraido.jp)を通じて日本全国の”つくり手”の事業活動を包括的に支援していきます。
本件に関するお問い合わせ先:
エンファクトリー フェロー / KCmitF代表 大谷
TEL: 080-3396-8219 Email: ootani@enfactory.co.jp
※内容は発表日現在のものです。発表文に記載してある事項、リンク先などは予告なく変更する場合があります。