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複業留学体験レポート「未来のキャリアを広げる3カ月の経験」

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。 今回は実際に研修に取り組んでいただいた株式会社オリエントコーポレーション 髙森様に、複業留学についてインタビューいたしました。

受入企業
CHEERS株式会社
URL: https://100will100cheer.com/

──本業での仕事内容を教えてください。

はい、私はクレジットカードのマーケティング業務を担当しています。主に、カードのお買い物で貯まるポイントに関する全般をメインで担当しています。幅広い業務を行っており、特にカードのプロモーション活動に力を入れています。

──複業留学に手を挙げた理由を教えてください。

私が複業留学に参加を決めた理由は、まず一つ目に、現在の会社に入社して約20年が経つ中で、他の環境を知る機会がほとんどなかったためです。固定観念を打破し、新しい世界を見て新たな示唆を得たいと考えました。二つ目は、今後のキャリアに役立てるために、さまざまな世界を知り、自分のキャリアを振り返りたいという想いがありました。三つ目は、自分の持っているスキルや経験がどこまで通用するのかを確認し、その結果を本業に持ち帰りたいということです。この三つの理由が大きな動機となりました。
人間は本来、変わりたくないものだと思いますが、マーケティングは常に変わらなければなりません。お客様の想像を超え、お客様の先を行くことが本来の姿だと考えています。そのため、時代をキャッチアップし、時代の先を行くことを意識しています。この意識が、今回の複業留学につながっていると思います。

──複業留学先での活動内容を教えてください。また、どんなスキル、能力、ノウハウが活かせたと思いますか?

複業留学先での活動は主に二つありました。一つ目は、留学先の企業を知るために、留学先企業の業務について理解を深めることです。具体的には、3回のイベントに参加し、イベントのフォローなどを行いました。二つ目はリサーチ業務で、留学先が今後チャレンジしようとしている業界や業種についての調査と分析を行いました。これにより、今後の提案や将来的なターゲット選定に役立つ資料をまとめました。
活かせた経験としては、二つの点が挙げられます。一つ目は、入社以来の営業経験です。特定の企業をターゲットにする際に、どのようにアプローチするかを明確にし、関わる人々が同じ目標に向かって進むことが重要だと考えています。これを意識しながら業務に取り組みました。二つ目は、現在のマーケティング業務での経験です。他社や同業他社の情報を調査する際、一般のウェブサイトだけでなく、企業のIR情報、国の機関やターゲットの自治体のウェブサイトなども活用しています。これにより、必要なデータを収集し、資料作成に役立てることができました。

──複業留学で困ったことは何ですか? またどのように乗り越えましたか?

特に困ったことや大変だったことはありませんでした。強いて言えば、時間の制約があったため、ワークライフバランスを保ちながら仕事を両立させることが主婦にとっては永遠のテーマです。限られた時間の中で、どのように結果を残すかということが課題でした。
本業でも時間に制約がある状況の中で、さらに複業留学に参加することになったので、限られた時間でどのように自分の能力を発揮するかが重要でした。しかし、そこも楽しんで取り組んでいました。普段は家族と予定を調整しながら時間をやりくりしていますが、準備を怠らないようにすることが大切だと思います。

──留学先で一番驚いたこと、違いを感じたことは何ですか?

一つは、社員の数が非常に少なく、案件ごとにプロフェッショナルを呼んで業務委託を行っているため、非常に効率的な経営がされている点です。二つ目は、皆さんがダブルワークやトリプルワークをしていることです。昼から別の仕事に行くなど、タフな方が多い印象を受けました。三ヶ月間、多くの方にお会いし、皆さんが一つの仕事に専念するのではなく、自分のスキルを活かしてさまざまな業務に携わっていることに驚きました。

──複業留学の前後で何が変わりましたか? もし、周りの人への影響があれば教えてください。

働き方への捉え方が大きく変わりました。特に、ダブルワークやトリプルワークをしている人々が身近にいることを実感しました。また、働き方への向き合い方も変わりました。もちろん、ワクワクすることをやりたいという気持ちは大前提ですが、それだけでは済まされない現実もあると感じています。面白い施策やプロモーションを実行するために、自分なりのこだわりを持ち、より前向きに捉えるようになりました。今後のキャリアに対する視野も広がり、ポジティブな気持ちで取り組むようになりました
周りへの影響としては、家族や会社のチーム会で、複業留学の経験について話す機会が増えました。反応は良く、「そういえばあの社長も少人数で業務を行っている」といった話が広がり、皆が新しいことに挑戦できるのではないかと感じるようになっています。私は勝手に複業留学や働き方の話を広めているのですが、働き方を見直すきっかけになっているようです。プライベートでも会社でも、こうした会話が増えて嬉しいです。

──同時期に複業留学に取組んでいた同期との関わりや互いの活動・レポートから学びや気づきはありましたか?

今回の複業留学で出会った方々は、さまざまな視点を持っている方が多かったです。他の方々のレポートを見ることはとても楽しみでした。特に、留学が始まる前は皆さんが不安を抱えていたと思いますが、その次に複業留学に少し慣れてきてからもう一度壁を感じたときがあり、その心境を同期のみなさんと共有できたことは非常に心強かったです。年齢層も様々で、意欲的に新しいことに挑戦しようとする社員が多いことを知ることができました。皆さんとの体験や想いの共有はとても良い経験でした。

──第三者からの評価を受けて、どう感じましたか?

短い期間ではありましたが、評価いただき大変ありがたく思っています。
これまで仕組化できていないとおっしゃっていた法人営業時の事前リサーチをフォーマット化できたと報告いただき、取り組んだ甲斐があったと感じました。

──複業留学での経験を今後どのように活かしていきたいですか?

自分の本業に還元させていきたいと思っており、すでに還元し始めている部分もあります。目の前の業務で新しいことに戦したり、ワクワクすることを取り入れたり、クリエイティブな発想をしていくことは大変ですが、自分のキャリアプランにとっても参考になるヒントを得たと感じています。これからの時代、長く働くことを考えると、セカンドキャリアについても真剣に考える必要があると思っています。

──ほかのメンバーに複業留学をおすすめするとしたら、どんな言葉をかけますか?

勇気を出してチャレンジしてみよう、と伝えたいです。私自身も参加には勇気が必要で、「やりたいな」と思っていましたが、実際に行動に移すまでには時間がかかりました。2年ほど前に同じ課の方が複業留学を経験されており、その頃から気になっていましたが、今回の複業留学の案内が出たときに、今回はちゃんと検討しようと思いました。
複業留学を開始する時期として今が本当にいいのか悩んでいた際、主人から「いつでも何かしら問題はあるのでは」と言われ、思い切って挑戦することに決めました。
いつ始めても大変なことには変わりありません。是非挑戦したい、と思ったときに勇気をだしてチャレンジしてください。


エンファクトリーでは、複業留学をはじめとする様々な越境学習サービスを提供しております。詳細については、ぜひサービス一覧ページをご覧ください。

越境型研修サービス一覧:https://enfactory.co.jp/ekkyo-gakushu

複業留学:https://teamlancer.jp/lp/fukugyo_ryugaku

複業留学 留学生インタビュー一覧:https://enfactory.co.jp/blog/tag/%e8%a4%87%e6%a5%ad%e7%95%99%e5%ad%a6%e7%94%9f%e3%81%ae%e5%a3%b0

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