編集者の息抜き方法

2023.11.28

編集ってどんなお仕事なのでしょうか。漠然と忙しそうなイメージですが、どんな工夫があるのでしょうか。プロクルユニットコンテンツチームエディター／ディレクター　安嶋　利騎さんに聞いてみました。

エンファクトリーでの仕事内容を教えてください

ぼくはプロクルユニットのコンテンツチームでwebコンテンツの編集・ディレクションを担当しています。
基本的な業務は記事制作におけるディレクション全般と記事の編集で、請求・支払業務やプロクルコンテンツというサービスの管理、編集業務などをお願いするパートナーさんの採用なども行っています。
ディレクションでは打合せや専門家さん（執筆者）・ほかの編集者とのやりとりもあれば、進捗管理のための事務作業もあります。
個人的には「打合せ」「集中して文章を理解しないといけない業務」「ながら作業できるもの」の3つにわけられると考えています。

仕事の息抜きにしていることは何でしょうか？　

ぼくが編集業務の息抜きにしていること、というか聞いているのはラジオです。
原稿の編集・ディレクション業はリモートでもできる業務で、リモートで仕事している人もたくさんいるかと思います。
リモートだと周りを気にしなくてよいので音楽聞きながら仕事している人もいるかと思うのですが、原稿の編集となるとわりと集中して文章を理解する必要があり音楽やラジオを流していても全然頭に入ってこないのでぼくは編集中にあまり聞きません。
当然打合せ中もラジオを聴けないので、原稿編集ではない事務作業などをしている際や、お昼などの休憩中、仕事終わりなどに聞くことが多いです。

ラジオを聴き始めたきっかけを教えてください

最近はあまりラジオを聴く人は少ないと思いますが、ぼくは大学のころからラジオを聴き始めました。
もともと深夜にテレ東でやっていたAKB48や乃木坂46などのテレビ番組を見ていたんですが、番組が終わった後も暇だったのでなんとなくラジオを聴けるアプリ「radiko」で番組表を開いたらAKB48のオールナイトニッポン（25時～27時）がやっていたので聴いてみました。
さらに流れでその次の時間にやっているチャラン・ポ・ランタンのオールナイトニッポン0（28時～29時30分）も聴いたら、AKBのメンバーが挨拶みたいな形で冒頭だけ出演していて「ラジオってこんな雑な感じがあるんだ」と思い、そのまま最後まで聴いてしまった、というのがきっかけです。
それ以降オールナイトニッポン全体にはまりだして毎日聴いていました。
ちなみに、変な名前ですがチャラン・ポ・ランタンは姉妹でやっている音楽アーティストで、ぼくもラジオを通じて初めて知りました。
※いまはAKBもチャラン・ポ・ランタンも番組をやっていません

自分にはラジオが息抜きになる

という感じでしばらくリアルタイムで深夜にラジオを聞きまくっていたんですが、日中の仕事をするとなるとそれが厳しくなってきて、radikoのタイムフリー機能であとから番組を聴くことも増えました。
ただ、それでも毎日のオールナイトニッポンすべてを聴くとなると一日3時間30分などとそこそこ時間がかかるので業務中にも聴いたりするようになり、ラジオ好きであることもあってそれが仕事中の息抜きにもなりました。
息抜きをしたい、という目的で聴いているわけではないのですが、結果的に息抜きになりリラックスできているというか、編集作業などをするまでに集中力が回復しているように思います。

仕事をするには息抜きが大事なのでしょうか

別に記事編集の仕事でなくても息抜きは大切だと思います。
ぼくの場合はラジオが大きかっただけで、音楽でもゲームでもマンガでもなんでも趣味の時間を確保することが結果的に仕事の効率化にもつながるように思います。
ぼくがそうであるように、明確に仕事の時間と趣味の時間を分けていなくても趣味に触れることでリラックスして集中力が回復しますし、嫌なことなどがあっても自分の好きなことに触れることで緩和されます。
最近はキャンプやサウナなど電子機器とあまり触れないようなものも人気で行う人が増えていますが、それもとてもいいと思います。