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en learning vol.7 外科医が語る、医療のリアル

en learningも早くも7回目となりました。

en learningとは、今年3月にスタートした勉強会で、
会社や自分のステージに合わせて、社員それぞれが学びたいこと・必要なことを、
外部からその道のプロをお招きして、開催しています。

この勉強会には、エンファクトリーに在籍したことのある人、これから入社予定の人、パートナー企業の方々、社員の友人、知人などをお招きしています。
メインとなる勉強会以外にも「ゆるく」いろいろな方とつかず離れずで繋がりを保っておく、という目的もあります。

さて、今回の様子も、エンファクトリーのエディター 志賀がレポートします。

 

過去のレポート

 

良い仕事をするためにも身体を大切にしよう

 

今回のen learningは、今までのテーマとは少し異なり「健康」に関するテーマでした。
「外科医が語る、医療のリアル」と題して、森山記念病院の外科医である有路登志紀先生にご登壇いただきました。
有路先生は、以前のen learningで聴講者側としてお越しいただいており、あらためてen learningで生み出される繋がりの面白さを感じます。

さて、どのような仕事をするにしろ、一番大事な資本は身体! です。そこで、医療リテラシーについて「賢い患者になろう編」と、特定の社員にフォーカスした「健康を取り戻せ編」の前後編に分けて解説していただきました。

 

賢い患者になるには

頻度に個人差はあるでしょうが、生きていると何かしら病院にかかりますよね。
しかし、病院のかかり方、行くタイミングなどによって患者も損をしていると先生はいいます。いくつかのポイントにわけて解説いただきました。

 

損している患者さん①

講師当日スライドより引用

 

 

病院を受診するタイミングを逃してしまうと、
病のピークを逃してしまって、治療の効果が減少することや、
無理をして悪化をさせてしまうと、より長期に治療期間が必要になることもあります。

 

医師からのアドバイス①☟

講師当日スライドより引用

 

 

損している患者さん②

講師当日スライドより引用

 

世間には多くの病院があり、
とりあえずかかりつけの病院に行くこともあれば、
その時々の病状に合わせて病院を探し、行かれる方もいるでしょう。

しかし、その症状に合った治療や検査のできる病院を受診しなければ、
病院をたらい回しにされる、
適切な治療が受けれないなどの問題が発生してしまう場合もあるかもしれません。

夜遅くに救急で駆け込んでも、一晩様子をみたら? となってしまうかもしれません。

つまり、病気への最初の対応が遅れてしまうのです。

 

医師からのアドバイス②☟

講師当日スライドより引用

 

損している患者さん③

講師当日スライドより引用

 

また、医師に症状を説明する際に、損をしている患者さんがいると言います。

 

講師当日スライドより引用

 

患者としては、より正確に伝えようとしているのですが、
「我慢できる程度」「それほど辛くはない」などの情報を付加してしまうと、
「大丈夫ならいいか」という心理が働いてしまうのはどのような仕事でも一緒かと思います。
自らネットで病状を調べて「●●という病気だと思うんですけど~」と、不確かな情報を付加してしまうことも、適切な治療を受けられないことに繋がります。

医師は第一印象でトリアージ(優先順づけ、重要度の判断)を行います。
なぜ今来たのかを医師は知りたいので、痛いなら「痛いんです」とシンプルに伝えるのが良いそうです。

必要な情報は医師がヒアリングするので心配しないでください、と先生は言います。
シンプルに、早く、治療を進めるのが良いそうです。

 

医師からのアドバイス③☟

講師当日スライドより引用

 

 

損している患者さん④

講師当日スライドより引用

 

医療には伝言ゲームの側面があるようです。
小さなクリニックでも、まず受付で症状を話して、それが医師に伝わる
という経験は誰しもあるのではないでしょうか。

また、医師も看護師も人間です。
医療という現場ですからあってはならないことですが、多くのヒューマンエラーが起こり得ます。
点滴が他の人の名前だった、検査の予定なのに食事が配膳された、などのケースもあるようです。

医師や看護師に自分の主張を伝えられないと、漏れてしまうことや間違いもあるかもしれません。
自分も医療に関わる一員だと考え、能動的に意志を伝える必要がありそうです。
私は、出された処方箋の内容は必ず確認するようにしています。
お願いされた薬がちゃんと処方されているか、余計な薬が出ていないかなどはチェックをしています。
特定の薬にアレルギーのある人などは気を付けていただくと良いかもしれません。
医師に言うことができなくても、薬剤師さんと相談することで医師と調整していただけることもあります。

 

医師からのアドバイス④☟

講師当日スライドより引用

 

健康を取り戻そう! 編

ここからは、保健師の岡田美穂さんにもご登壇いただき、弊社社員を交えたセッション形式で講義が続きます。

現在、高血圧や腹囲、BMI値などでメタボ気味なある社員O。
このまま放置してしまうと結末は推して知るべし……ということで、
その社員のケースをサンプルに、健康な生活をするにはどうしたら良いかを解説いただきました。
健康を虫歯の進行に例えられていた図がとてもわかりやすかったです。
虫歯は最後まで進行してしまうと、回復ができないですよね。
それと同じで、健康も損なった状態で放置しておくと取り返しがつきません。

では、実際にどのようにしたら健康を改善できるのでしょうか。
この社員の場合、消費エネルギーよりも摂取エネルギーが多いのが問題のひとつに挙げられます。実際に、ステーキ、卵料理やハンバーグなどが好きで、野菜をあまり食べず、誘惑に弱いそう。深夜にマックのポテトLを食べてしまうそう……!

体脂肪1kgは、7,000Kcalに相当するそうです。
7,000kcalといえば、からあげ1個が70kcalとのことなので、なんと100個分にもなります。

1日の摂取量を減らして内臓脂肪を減らそうとした場合、
下図のような計算になります。

 

講師当日スライドより引用

 

分割して考えると大したことないようにも思えてしまいますが、
継続することが大切ですね。

さて、ここからはクイズです。
どっちが痩せるでしょうか?

 

講師当日スライドより引用

 

正解は……

 

 

講師当日スライドより引用

 

なんとビール瓶1本を我慢する方がカロリーは高いのです!
次に、バランスの良い食事はどちらでしょうか?

講師当日スライドより引用

 

正解は……

 

 

講師当日スライドより引用

 

正解は右側でした!
左側の和食の方が一見バランスが良く見えますが、
サラダやフルーツまで摂れている右側の方がバランスがいいそうです。

1日に摂っておきたい野菜は350g。これは、手のひら5個分にあたります。
なかなか難しいことではありますが、意識して摂っていきたいですね。
最後に、3ヵ月で何キロやせるか、という目標を先生と固く誓って終了です。
目標は5キロ減!!

3ヵ月後にどうだったか、報告させていただくかも、しれません……?
25歳のころの体型を取り戻せ…!

 

最後に3人で誓いの写真を撮りました!

 

 

講演後は、いつものように隣にあるカフェbondlfiにて、懇親会を行いました。
今回は学生さんの参加者も多く、活気のある会でした。

 

 

誓ったばかりの社員Oさん、さっそく食べてる…!?
病気になった時にはお医者さん、法律で困ったときには弁護士さん、税金の話は税理士さんと、その道のプロに相談するのが安心ですね。

 

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