みなさま、はじめまして。
昨年11月に、エンファクトリーに入社した畠田と申します。
今までIT業界とは程遠い仕事をしていたため、
「エビデンス、アジェンダ、オンスケ、コンバージョン、マター、UU、VP、KPI、・・・」と
社内でに当たり前のように飛び交う横文字の数々を、
こっそりググる日々を送っています。
ちなみに最近知って「そこまで横文字にするのか」と困惑したのは
「ジャストアイデア」です。
さて、エンファクトリーではショッピングユニットに所属し、
オンラインショップ「スタイルストア」のバイヤーとして働いておりますが、
バイヤー職は全く未経験での入社。
バイヤーって、「商品を仕入れてくるお仕事」というのはなんとなくわかるけど、
「どこからどうやって仕入れるの?仕入れた後はどうするの?」
というのはご存知ない方が多いのでは。
実は私もそうでした。
そんなわけで、本日はある商品を例に挙げて、仕入れから販売まで、
スタイルストアのバイヤー業務をお伝えしたいと思います。
step1.まずは「良いもの」探しから
「スタイルストアのお客さまに喜んでもらえそうだなぁ」
と思う商品を探します。
探し方はさまざまですが、
メーカーや作家さんが一同に集まって商品を提案する
「展示会」で見つけることが多いです。
![IMG_1922](https://enfactory.co.jp/wp-content/uploads/2016/03/IMG_1922.jpg)
こちらは2月に国立代々木競技場第一体育館行われた「rooms」の会場の様子。
展示会は、作っている方から直接、
商品の良さを聞けるのが良いところ。
展示会以外にも、街でお買い物をしている時や、
ネットサーフィンしている時に「これは!」と思うものを見つけて、
メーカーに連絡をすることもあったりします。
「中川政七商店」の展示会に行った時に出会ったのは、
「カーペットルーム」のラグ。
スタイルストアはラグのラインナップが少なく、
良い商品をちょうど探していたところでした!
シンプルなのに奥行きのある色合いと、
質のいいイギリス産ウールのラグに惚れ込んで、
後日商談の場を持つことに。
step2.バイヤーの腕の見せ所である「商談」
スタイルストアで取り扱いたい商品が決まれば、
その商品を扱っている会社さんと商談をします。
この時にいかに有利な条件でお取引ができるか、
バイヤーの力量が試される正念場。
…が!
わたしは、条件交渉をするための話術もまだまだ。
なので、商品への愛を熱く語ってごり押します…!
意外とこれが通じたりするので、「スタイルストアで売れそう・売れなさそう」の
目線だけではなくて「自分も心から良いと思えるもの」を
選ぶことは大切だなあと思います。
心から惚れ込んだものだと、
商品紹介も、自然といい記事になるんですよ。
さて、先日展示会で名刺交換をしたカーペットルームの堀田さんとの商談。
販売条件のお話の折り合いをつけながら、
商品についても更に詳しく教えてもらいます。
お話を聞く中で、自分はカーペットに対して誤った知識を
持っていたことに気付かされました。
カーペットって、ほこりが出て喘息などに悪影響なイメージがあったのですが、
それは全くの誤解だそうです。ご存知でした?
step3.オンラインショップの命、写真撮影。
お取り扱いが決まれば、商品の撮影!
オンラインショップは「写真」が全て。
どれだけ熱意を込めて商品を紹介しても、
写真がイマイチであれば魅力的に見えません…
カメラマンの中島と一緒に、どうすれば商品がよく見えるのか
試行錯誤しながらコーディネートをします。
![D-_DCIM_100OLYMP_P3150007](https://enfactory.co.jp/wp-content/uploads/2016/03/D-_DCIM_100OLYMP_P3150007.jpg)
大きな商品は運ぶのも撮影するのも一苦労・・・
ラグの場合は、スタイルストア代官山店の
ソファを使って撮影をしました。
こういう大きな商品は撮影する場所が
限られるのでなかなか難しい。
こんな感じの写真の仕上がりになりました。
特に苦手なのは器を撮影する時のコーディネート。
食材選びや配置に、センスが試されます。
ちなみに最近知った撮影豆知識は
「味噌汁を撮る時は、片栗粉を混ぜると味噌が沈まない!」です。
step4.魅力的な売り場を作る
オンラインショップにとって、売り場は商品ページ。
撮影した画像を加工したり、商品紹介の文章を書いたり、
どうすればお客さまに商品の良さが伝わるかを考えながら、全力投球で挑みます。
今回は、商談の際に堀田さんから聞いて衝撃を受けたカーペット事情を、
そのままお客さまにも伝えたい!と思い、Q&A方式で書くことにしました。
ちゃんとしたウールのラグは水滴を垂らしても
つるつるとラグ上を滑るほど、水をはじくんですよ!
すごくないですか?
step5.待ちに待った公開!
ページができたら、いよいよ公開!
日々売上げを確認しながら、一喜一憂しています。
渾身の力を込めてページを作ったのにお客様の反応が
イマイチな時には頭を抱えますが、その原因を振り返るのも大切。
どこが改善できるのか、どうやったら売れるようになるかを考えるまでがお仕事です。
ちなみに、今回のご紹介したラグ「COURT」は本日3/17より販売開始!
本当に惚れ込んだ商品なので、良さが伝わればいいなあ。
もちろん、これ以外にも商品登録や発注作業など
細かなお仕事が山のようにありますが、
大きな流れはこんなかんじです。
まだまだ経験の少ないわたしですが、
入社後すぐに商品選びから公開まで任せてもらえるほど、
エンファクトリーは自由に挑戦できる環境。
百戦錬磨のバイヤーである先輩方に手取り足取り教えて頂きながら、
自分の視点を持って挑戦ができる。
本当に恵まれているなあと感じる日々です。
そんな会社と、お世話になっている皆様に、
少しでも早く恩返しができるように精進あるのみ!
新米バイヤーの奮闘は続きます。