3月よりスタートしたen learning、早くも第4回目を迎えました。
その様子を、お馴染み、エンファクトリーのエディター、志賀がレポートします。
「en learning」とは
会社や自分のステージに合わせて、社員それぞれが学びたいこと・必要なことを、
外部からその道のプロをお招きしたり、社員が講師になったりして、開催します。
この勉強会には、エンファクトリーに在籍したことのある人、これから入社予定の人、社員の友人、知人などをお招きしています。
そのテーマについての勉強以外に「ゆるく」いろいろな方とつかず離れずで繋がりを保っておく、という目的もあります。
過去のレポート
- enでつながる勉強会「en learning」第1回レポート
- en learning vol.2「オウンドメディア運営の極意」
- en learning vol.3 「ユーザーを掴むサービスの作り方」ビジネス構築請負人セッション
マネーリテラシー、そしてコストとベネフィット
今回のテーマは「マネーリテラシーを高めよ」。
ライフネット生命保険株式会社、代表取締役社長の岩瀬大輔さんにお越しいただき、
「生命保険は難しくない らくらく理解の7つのポイント」というタイトルで、
お話をしていただきました。
今回も個人的にポイントだと感じた箇所をまとめてご紹介します。
お金持ちほどケチである。
お金持ちほどお金の使い方を熟知している。
よく耳にする言葉です。
ニワトリが先かタマゴが先かのような議論もあると思いますが、
おいしい話は、機関投資家や富裕層に最初に訪れ、一般人まで下りてくるのは本当に最後だそうです。
岩瀬社長がまず最初にポイントとされていたのは、
「全てのリスクとリターン、コストとベネフィットは一致する」
ということを覚えて欲しい、ということでした。
実際に、時間を使えば出費を減らせることはたくさんありそうです。
岩瀬さんも、カーシェアなどのサービスを頻繁に使われて、できる限り“賢約”しているとのこと。
少しの時間でもいいから時間を使って、お金の勉強をしてください、とおっしゃっていました。
生命保険は難しくない らくらく理解の7つのポイント、のポイント
ここからは、実際に岩瀬さんに説明いただいたスライドも交えてご紹介いたします。
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岩瀬社長のスライドより
保険は住宅に次いで2番目に高い買い物。
払い続けるとかなり大きな金額になります。
しかし、「家の次に」と言われるとかなり大きな買い物という意識が働きますね。
家を購入するときには吟味するのに、保険を家と同じように吟味する人はなかなかいないとのこと。
確かにこのあたりの意識から変えた方がよさそうです。
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岩瀬社長のスライドより
![](https://enfactory.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/2-2-450x338.png)
岩瀬社長のスライドより
保険という商品は、
保険と貯蓄の合体商品で、我々が説明を受けるときに、混在した状態で
説明されることが多く、なかなか理解がおよばずに……ということも多いようです。
保険は掛け捨てにして、その分浮いたお金で貯蓄は自身で行う、という考え方もあることを
岩瀬さんは教えてくれました。
掛け捨てと聞くと、キャッシュバックされる商品がある中で、損をしている気分にもなりそうなものですが、
その分お金を多く支払っていたりと、そこには必ずカラクリが潜んでいるので注意が必要とのこと。
保険は本来お金が戻ってこないもの、と語るのが同氏。
日本は国の保険が行き届いていて医療費の自己負担額は意外と大きくないため、
冷静に見直した方がよい、というのは目から鱗でした。
※一方で、病気やケガで働けなくなった場合の「収入減少」「収入途絶」にどう備えるかの意識が必要そうです。
![](https://enfactory.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/6-450x338.png)
岩瀬社長のスライドより
繰り返しとなりますが、
- どんな商品なのかを吟味する
- 保険と貯蓄の合体商品であることを理解し、保障、貯蓄に分けて考える
- 貯蓄は自分で行った方が良い場合もある
この3つがポイントです!
現在独身の人は、収入を頼りにしている人が困らなければいいので、
死亡保険は不要の人も多そうですが、将来結婚や出産を考えている人は、
先々で健康面の審査に落ちる可能性もあるので、必要最小限は早めに入っておいてもいいかもしれない、とのこと。
ライフネット生命さんは、
「毎日を忙しく働く人に最も身近で、必要とされる生命保険会社に」という想いで、
サービスを作られています。
スマホに完全対応し、
医療保険の保険金が出るまでに今まで40日程かかっていたのが、
医師の診断書を原則不要にして、退院したときにもらう診療明細書を写真で撮って送れば、
最短で3日でおりる、というのもすごいですね。
私の家族が事故にあった時も、退院してからかなり先まで、保険会社とやり取りしていたのを覚えています。
まとめ
今回は、特に保険にフォーカスしたものでしたが、
雑誌ひとつ購読するにしても、電子書籍のが安い、とか(出版業界の方すみません)、
日々のコストを節約する術は、たくさんありそうですよね。
自分の出費を見直すこと、少しでもお金にまつわることを勉強して
マネーリテラシーを高めること、が
自己資産を損せず運用することに繋がるのだとあらためて感じました
お金は転ばぬ先の杖。
備えあれば憂いなし。
今後、より働き方の変革が進み、会社にとらわれない働き方が増えてきたらなおさらですね。
あとは、制度をいかに運用するか、ということがポイントとなりそうです。
en lerarning終了後は、恒例となった併設のカフェbondolfi boncaffeでの懇親会を行いました。
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自分の専門領域以外の話、苦手な話、知らないなどは、
自分で勉強してみても付け焼刃になってしまうし不安が残る、という方も多いのではないでしょうか。
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