エンファクトリーのショッピングユニット MDチーム マネジャー 兼 チーフバイヤー中井 明香さんに入社にまつわるエピソード、そしてクリスマスのおすすめアイテムを聞きました!
エンファクトリーに入社するまでの経緯・背景を教えてください
前職は百貨店で販売・アシスタントバイヤー、MD計画や会報誌の編集ディレクションを行っていました。当時の売り場では、良いものがあっても、販売員さんによって伝える内容に大きな差があったり、見てもらう機会が少なかったり、そのものの良さや、どんなつくり手が作っているのかを伝えきれていないのではないか?と、もどかしさを感じていました。
その中でスタイルストアと出会ったのが2008年頃(早や14年、赤子から中学2年生までの期間なのですね)。当時はWEB販売=大量生産品の安売りのイメージが主流で、中小規模生産をしているつくり手の商品を、ものづくりの背景をきちんと紹介して販売しているWEBショップはごく稀でした。
「このお店で働いてみたい!」という思いに突き動かされ、特にスタッフ募集はしていなかったのですがメールを送ってみたところ、当時の店長が面接してくださって入社に至りました。今考えても、よく会って話を聞いてくださったな、機会をいただけてありがたかったなと感謝の気持ちでいっぱいです。
最も大変だったことは何でしょうか? 具体的なエピソードを教えてください!
マネージャーとプレイヤーの両立です。プレイングマネージャーの方は皆が通る道だと思うのですが・・・!
メンバーの背中を後押しできるように、仕組みを整えてものごとがスムーズに動きよりよくなるように、何よりつかい手の方に「暮らしがアップデートされたな」と思っていただけるような商品を仕入れたり開発できるように、これからも日々邁進したいと思っています。
工夫したこと、こだわって取り組んだことを教えてください
「つかい手のどんな暮らしのシーンで役立つのか?」「どんな困りごとを解決してくれるのか?」を常に意識して取り組んでいます。仕事というより今はライフワークの一部の感覚です。
また、つかい手の声すべてに目を通して読むことと、そのつくり手ならではの良さはどんなところか対話して引き出すこと、自分なりに咀嚼した上で形にすることも大切に考えています。
入社当時に一番印象的だったのが、つかい手のみなさまのコメントのレベルの高さでした。嬉しいコメントはもちろん、時には厳しいコメントも仰る通りな内容が多く、他のお客様の参考になればという熱量の高い思いがいつも伝わってきています。
そんな声に応えるべく、商品開発をする時は「この問題を解決してくれるものがあったら良いのに、ありそうでないから作ろう」という考えはもちろん、「つかい手のこの困りごとを解消したい」、「このつくり手の得意なことを活かしたらより改善できたり良いものが作れるかも」という考えが起点になることが多いです。
そうやってできた商品に、またコメントをいただいて、それをつくり手にフィードバックし、つくり手と一緒に知恵を絞って改善し、つかい手の暮らしがさらに良くなっていく。私自身はものづくりをできる訳ではないのですが、そんな循環を作れた時にとてもやりがいを感じています。
実際にそんな流れでできた商品を紹介する時のバイヤー執筆コラムは、声をくださったつかい手の方々に向けて執筆しているのですが、心の中では文通する気持ちで書いています。まさに今、春に向けてある商品の制作を進めているのですが、少しでも喜んでいただけたら嬉しいなと思いながら準備しています。
バイヤーを目指す方にアドバイスがあればお願いします
アドバイスになるかわからないのですが、バイヤー業務に限らず、相手のことを慮ったり、想像して考え動くことは大切だなと思います。つかい手であるお客様のことも、パートナーであるつくり手のことも、一緒に働くメンバーのことも、あとは家族のこともですよね。私自身もまだまだ足りていないところがあるのですが。
エンファクトリーでよかったな、と思ったことがあれば教えてください
つかい手、つくり手、そして一緒に働いているメンバーに恵まれているところです。それがエンファクトリ―で働いている大きな理由です。いつも本当にありがとうございます!
今後の展望・意気込みを教えてください!
世の中にはたくさんのものがありますが、暮らしの中の困りごとを解消できて役に立つもの、いろいろ使べてみて「やっぱりこれが良い」「他よりもここが良い」と思えるものをご紹介していきたいです。
個人的には、商品開発にもっと取り組んだり、産地に赴いたり、家族との暮らしを整えたいなとも思います。
また2年半後にスタイルストアは20周年を迎えます。その頃までにはいろいろな面で成長していたいです。
ちなみに現在スタイルストアでは、クリスマス特集をクローズアップ中です。
1年で一番の商戦期でもあるこの時期に向けて、今年はオリジナル商品もご用意しました。
そのひとつが薗部産業さんに作っていただいた「木製リム丸皿」。
「パンをカリカリのまま食べられる」、「面倒なお手入れが不要」、「長持ちする」。そんな器があったらという思いから生まれた器です。これ1枚でケーキ皿、取り皿を兼ねることができ、軽いのでお子様やご年配の方も気軽に扱いやすい一品です。
当店限定品はこちらからご覧いただけます
また、この他クリスマスギフトにもおすすめなアイテムの中から厳選した3つをご紹介いたしますね。
子育てに奔走している妹のために、「形を作らなくてもとりあえずかぶればサマになる」「手入れが楽」「敏感肌でも使えるくらい質が良い」、そんなスヌードがあったらという思いから作ったスヌードです。
モンゴル産カシミヤならでは質の高さや軽さ、毛玉になりにくいところ、きれいに巻ける形、使っているカシミヤのボリュームに対する良心的なお値段がポイント。世界情勢から素材が高騰し続けている昨今、この質、この分量のカシミヤがこの価格で出回ることは今後なさそうなくらいお買い得です。
スタイルストアのスタッフの中でも特に小さなお子様がいるご家庭で愛用者が多いのがこちら。ひとり分にちょうどいい、美味しいホットサンドを簡単に作れるようにしたい。そんな思いから作られた4w1hの「ホットサンドソロ」です。食パンを半分にカットする必要がない上に、4辺ではなく3辺だけを閉じるので、その分具材をたっぷり入れることができます。
女友達へのプチギフトに!足からポカポカ、シルク混のアンクルウォーマー
DRESS HERSELFの製品を作る新潟の山忠さんは、もともと靴下を中心としたニット製品づくりが得意なメーカーさん。
足用のウォーマーというと、見た目は微妙なデザインが多い中、こちらはむしろ見せて使いたいぐらいのルックスの良さ。内側には吸放湿性に優れたシルクを使っているので蒸れにくく、編地の凹凸が空気の層を作ってくれて自然なあたたかさで足首をケアしてくれます。なるべく手頃な価格で、より多くのお客さまに愛用してもらいたい、という思いも詰まっており、お手頃価格でプチギフトにしやすい点も嬉しいところです。