en learningのレポートといえばわたくし、エンファクトリーのエディター、志賀です。
先日、第3回が行われましたので、その様子をお伝えします。
「en learning」とは?
会社や自分のステージに合わせて、社員それぞれが学びたいこと・必要なことを、
外部からその道のプロをお招きしたり、社員が講師になったりして、開催します。
この勉強会には、エンファクトリーに在籍したことのある人、これから入社予定の人、社員の友人、知人などをお招きしています。
そのテーマについての勉強以外に「ゆるく」いろいろな方とつかず離れずで繋がりを保っておく、という目的もあります。
過去のレポート
・enでつながる勉強会「en learning」第1回レポート
・en learning vol.2「オウンドメディア運営の極意」
ユーザーを掴むサービスの作り方
第3回となる今回は、
弁護士ドットコム株式会社 代表取締役社長 内田陽介さん
株式会社エウレカ 取締役副社長 COO 西川順さん
のお二方をお迎えし、
弊社副社長の清水を交えた3人でのトークセッションでした。
今回のテーマは、「ユーザーを掴むサービスの作り方」。
カカクコムの立ち上げや、マッチングアプリ、pairsの立ち上げなど、
さまざまなヒットサービスを立ち上げてきたお二方に、お話を伺いました。
個人的に要点だと思ったポイントを、3つに絞ってお伝えします!
圧倒的仮説力と種蒔く人
CGM(Consumer Generated Media)のメディアを連続して成功させるのは世界でも稀なケース。
どうやってゼロベースからサービスを立ち上げ、連続してヒットさせて来られたのでしょうか?
という問いに、日の目を見ないサービスもたくさんありました、と答えたのは内田さん。
西川さんも、成功するまでに失敗したサービスはかなりあるとのこと。ちょっと意外ですね。
共通して感じられたのは、
自分のサービスは一体どういったポジショニングで、どういった人が見にくる、似ているサービスはこれで、競合はこれ
=だから、こうやって攻めたら、売れる
という仮説を立てる力とその精度の高さ。
具体的な施策ももちろんお話いただきましたが、それを実施するために必要なのは仮説ですよね。
100%当たる仮説を立てられる人はいないと思うのですが、経験からくるものなのか、
お2人の仮説の精度がとても高い、というのがまず感じられたこと。
そして、仮説を立てそれを推し進める実行力ですね。推進力とも言い換えられるでしょうか。
サービスを生み出すための泥臭さ、みたいなところも端々に見え隠れしましたが、それも立てた仮説があってこそ。
しばらくは赤字が続いても、しっかりとした仮説があるから根気よく続けていける。
逆に、そこを履き違えると大変なことになりそうですね。
その仮説は、サービスの初動を決める。
つまり、いかに最初に種を蒔くことができるか、ということが併せて重要。
やっぱり、いいサービスに人は集まる
CGMというサービス柄もそうですし、一緒に働くメンバーの体制を強化するためにも需要なことは、
「いいサービスを作る」ということ。
何よりも、作っているメンバー自身が、このサイトってイケてるって思えるかどうか。
そう思うことができたら、最初は数値が、数字がついていかなくても我慢することができる。
自分が使っていて本当に便利なサイトなのか? 他の人は便利と思ってくれているのか?
自分はヘビーユーザーになれるか?
それを追い求めて行くことに鍵がありそうです。
そう思うことができたら、働くのは楽しいですよね。
サービスが伸びていって、それに共感する人が増え、そのサービスを一緒に良くしたい!
と思ってくれる人が現れたらこっちのもの。
俺が作ったサービスだ! と自信を持って言えるサービスを作れるか、メンバーが自信を持てるように共有することができるか。
それが大切です。
ユーザー側も、このサービスイケてるなって思ってくれたら、リピーターになってくれたり、
口コミで人を集めてくれたりするようになります。
この話は、
en learning vol.2「オウンドメディア運営の極意」
のメインテーマでもあった
オウンドメディア運営の極意は「愛」という話と似ていますね。
質を保つことが重要
内田さんのお話にあった、ジョージ・ケリングの「割れ窓理論」が印象的でした。
建物の窓が割れているのを放置していると、誰もその地域に関心を持っていないと見なされて、
より犯罪が増える、というこの理論ですが、それはwebサイトにも同じことが言えます。
ネットの掲示板も、少しでも荒れそうな雰囲気が出たら、すぐに消去する、
ユーザー同士が取り締まるような空気を醸成する。
西川さんのところでも、徹底的に力をかけて投稿監視をしたり、ユーザーからの違反報告を最初期から導入していたそう。
両者に共通していたのは、荒れさせない雰囲気を作る、ということに徹底的に力を注いでいたことです。
荒れてしまうと、ユーザーは離れてしまうので、当然の施策と言えばそうなのかもしれませんが、
そこに心血を注ぎ続けるというのはかなり難しいことです。
まとめ
どんなサービスも、何かと人(ユーザー)とのマッチングをしているもの。
こうすればマッチングできるのでは? という仮説を立て、
これイケてるよね、という気持ちが、メンバーや、ユーザーのさらなるマッチングを生み出し、
長くマッチングし続けてもらえるために、質の担保を行う。
この3つが、「ユーザーを掴むサービス作り」には大切! ということがわかりました。
en lerarning終了後は、いつものように併設のカフェbondolfi boncaffeにて、懇親会を行いました。
お酒と軽食をいただきながら。ピザが絶品です。
……写真を撮るのを忘れてしまいました。
お話の中でも少し出ましたが、サービス運営して行く中で、いいメンバーを探すのには苦労しますよね。
そんな時には、弊社のサービス「チームランサー」を使ってみませんか?!
チームランサーは、フリーランスやパラレルワーカーがチームを組みプロジェクトに参加できる、
新しい働き方を支援するためのプラットホームです。
個の能力を持ち寄り最適なチームによってプロジェクトや課題を解決します。
サービスを考える、プロデューサーやディレクターはもちろんのこと、エンジニア、ライターなどさまざまな職種の方達にご登録いただいております。
ご登録は随時受け付けておりますので、ご興味を持たれた方は、まずはご登録だけでもしてみてはいかがでしょうか?