エンファクトリーが提供する「越境サーキット」は他社のメンバーとチームアップし、スタートアップ企業のリアルな課題に対して、ヒアリング・仮説・提案を3ヶ月を1タームにして行う越境・対話型オンライン研修です。
株式会社AI Booster 小栗様に、越境サーキットで課題提示していただいた内容についてインタビューいたしました。
課題提示企業:株式会社AI Booster 代表取締役 小栗 伸 様
参加企業:花王プロフェッショナル・サービス株式会社・株式会社TJMデザイン・株式会社アイシン・株式会社イード・株式会社オリエントコーポレーション・株式会社ベルシステム24・静岡ガス株式会社
年齢層:20代~40代、19名
プロジェクト:2024年度第1ターム(7/1〜10/1)
-越境サーキットの課題提示を決めた理由を教えてください。
私たちは、対話型AIを社会に実装することをミッションとして活動しています。その中で、各企業にどのように実装していくかを考える際、限られたメンバーで個別にお客様のところに伺い提案することには、スケールの観点から限界がありました。越境サーキットのお話をいただいたとき、異業種の方々がチームを組んで一つのテーマについて検討できるという点が非常に魅力的だと感じました。私たちにはない知見やバックグラウンドを持つ皆様と出会うことで、新たな可能性が広がると期待しました。
-課題について教えてください。
私たちの強みは、対話型AIを活用して新たな事業を創出することです。今回は、BtoB向けとBtoC向けのどちらに焦点を当てるかを検討しましたが、対話型AIは両方に適用できるため、範囲を広げ検討頂くことにしました。参加者の皆様がそれぞれの立場でお仕事をされていることから、幅広い視点でこのテーマを検討していただきました。
-実際に課題提示してみていかがでしたか。
皆様が検討を進める中で、いくつかの質問をいただいたのですが、私たちの強みを客観的に考える機会となり、他社との差別化ポイントを再認識できました。また、各チームのアプローチや進め方が異なることも学びになりました。限られたリソースの中で、どのように注力すべきかを考えるプロセスは非常に貴重でした。
-課題を検討いただく際、工夫された点について教えてください。
課題を提示する際には、情報を出しすぎないように意識しました。私たちが見えている課題は、他の方々にとっては全く異なる視点を持つことがあるため、先入観を持たれないようにしました。例えば、以前に検討した内容の中で、まだ早いかもしれないと感じたものについては、あえて詳細を伝えないようにし、参加者の皆様が自由にアイデアを出しやすくなることを狙いました。
-最終プレゼンテーションを受けて、特に印象に残ったものや、実際に取り入れたいと思ったものはありますか?
印象に残った点はいくつかあります。まず、合宿形式での取り組みがあったことに驚きました。参加者の熱意が非常に伝わってきて、その情熱に驚くとともに嬉しく思いました。また、各チームが設定したスローガンも素晴らしかったです。スローガンを作ることで、メンバーのバックグラウンドや目指す方向性を共有できますし、新規事業を進める際に、チーム全体の価値観を明確にすることは重要ですよね。具体的な提案については、優勝チームの高齢者向けの対話型AIの提案が特に印象的でした。彼らの提案は、私たちが今後進めていく上での新たな視点を得ることができました。
-最後に、越境サーキットで課題提示を検討している企業へのメッセージをお願いします。
ぜひ、参加を検討していただきたいと思います。
自社にはない視点を持った多様な人々と出会い、彼らの思考プロセスを学ぶことができるのは非常に貴重な経験です。短期間での提案作成プロセスを通じて、他社のアプローチを間近で見ることができるのも大きな魅力です。このプログラムを通じて得られる知見や経験は、自社の課題解決に役立つだけでなく、参加者自身の成長にもつながると信じています。ぜひ、積極的に参加していただければと思います。
エンファクトリーでは、越境サーキットをはじめとする越境学習サービスを提供しております。詳細については、ぜひサービス一覧ページをご覧ください。
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