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複業留学体験レポート「年齢や立場を超えてチャレンジしたことで、傾聴の姿勢が変化しチーム力が上がった」

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。 今回は実際に研修に取り組んでいただいた株式会社オリエントコーポレーション 髙瀨様に、複業留学についてインタビューいたしました。

受入企業
CHEERS株式会社
https://100will100cheer.com

 

──本業での仕事内容を改めて教えてください。

クレジットカードを利用しているお客様の住所変更や精算の相談など、後続処理を請け負う部署に所属しています。その中で、クレジットカードの獲得並びにビジネスカードの獲得に関する店内進捗管理をしているチームの責任者として、部下の指導育成と共にチーム運営を行っています。

──改めて複業留学に手を挙げた理由を教えてください。

新卒で入社してから現在に至るまで、オリコの現場の二大柱である営業職と事務職に長年携わり、仕事に対してやりがいと充実感を覚えました。一方で、自社内だけで積み上げたスキルは、果たしてどれだけの価値があるのだろうかと考えるようになり、複業留学参加を機に、いつもとは異なる経験をすることで、スキルの幅が広がるのではないかと考えました。
また、「人生100年時代」「キャリアオーナーシップ」の言葉をよく耳にするようになり、自社以外のベンチャー企業で自分の力どれだけあるのかを試したいと思ったと同時に、異なる環境へ飛び込むことで新たな気づきや成長が見込めると考え参加を決意しました。

──複業留学で困ったことは何ですか? またどのように乗り越えましたか?

本業とのバランスが一番難しかったです。また、限られた時間の中で何ができるのかということを常に考えていました。
本業とのバランスに関しては、周りの支援のおかげで乗り越えることができました。具体的には、チーム内の部下を信じ、仕事を任せてブレイクダウンすることで、結果的にはさらによいチーム運営をすることが出来るようになりました。
また、限られた時間の中で自分ができることを積極的に提案したいと思い、就職に関することを提案する時期だったため、自社の人事部を紹介し提案の練習ができるようフィードバックを受けることができる体制作りを行いました。その中で「このような提案の話法はどうだった?」や「このような提案の切り口は、人事部は商品として刺さるのか?」など、具体的なことを人事部に問い合わせ、その返答をフィードバックすることで、複業留学ならではの貢献ができたのではないかと思います。

──留学先で一番驚いたこと、違いを感じたことは何ですか?

社員以外の方との繋がりを活かしてビジネスを行っている点に驚きました。
受入企業はベンチャー企業ということもあり、限られた社員数で業務を運営しています。一方で、取り組んでいるイベントは、数百人が来場するような大きな規模のイベントを定期的に行っています。イベントを運営するにあたり社員だけでなく、ボランティアや人脈を活かしながら大きな成果へ導いていくという、オリコとは異なる組織力を感じました。

──複業留学先での活動内容を教えてください。また、どんなスキル、能力、ノウハウが活かせたと思いますか?

営業支援を行いました。具体的には、イベントの年間プランや研修制度、提案先のブランディング提案をするにあたり、上場企業の情報収集やアプローチ手法の考察を行いながらリスト化しました。
その他には、提案先の拡大に対しての手法の提案や競合先の調査、同じような取り組みをしている会社の良い点悪い点をリスト化しました。

受入企業は若手社員が中心でしたので、オリコ内で長年培った社会人経験や営業経験のスキルを上手く使うことで、普段とは異なる角度からの提案や考察ができたと思います。

──複業留学の前後で何が変わりましたか? もし、周りの人への影響があれば教えてください。

傾聴する姿勢に変化が出ました。
普段は責任者として多くの部下からの意見を吸い上げて業務を遂行します。
今までは、どちらかと言うと実現性の高い意見に偏って収集しがちでしたが、 受入企業の風土で、「できるだけ否定せずに、全ての意見を聞き、広く意見が出る環境を作る」という考え方に大変共感したため、自分も取り入れようと思い、今までだったら難しく受け入れがたかった意見でも、一旦受け入れて、 できる限り広い意見を収集し、よりよい結果を求めるような運営ができるようになりました。

また、社内で複業留学の経験を発信したところ、興味を持ち相談しにきてくれ、今回複業留学に参加を決意したメンバーがいました。とても嬉しく思い、このような人材が増えるきっかけになるよう発信を続けていきたいと思っています。

──第三者からの評価を受けて、どう感じましたか?

若手社員が多かったので、できるかぎり積極的に同じ立場で業務を行うことを心がけて接していました。そのことを高く評価していただいたので、自分が勤めようと思っていたことが評価されて嬉しかったです。また、ご指摘いただいた点も改善点として改めていきたいと思います。

──複業留学での経験を今後どのように活かしていきたいですか?

突拍子のない意見や実現性の低い意見も幅広く傾聴する姿勢を継続することで、チーム全体のレベルアップと自分自身の成長に繋げていきたいと思います。
また、新しいことに前向きにチャレンジしようと思うようになり、社内で加速するDX化など新しい事業を提案する場が設けられているので、今後は積極的に商品の提案なども行いたいと考えています。

──ほかのメンバーに複業留学をおすすめするとしたら、どんな言葉をかけますか?

少しでも興味があれば、 年齢や立場、不安要素などを恐れずに一歩踏み出してみませんか?と強く伝えたいです。
今回、自分は周りと比較すると多少異質な部分があったと思っています。それは、会社内でも激務といわれるクレジットセンターに所属し、かつ課長職で責任者という立場でありながらチャレンジすることや、年齢が高いことなど、様々な不安要素から尻込みすることもありましたが、意を決してチャレンジしたことで、とてもよい経験ができマインドも変化しました。会社も複業留学を推奨しているので、恐れずに一歩踏み出して欲しいと思います。
チャレンジしないと何も始まらないと思います。
異なる環境に身を置き、普段できない経験をすることで、 心もほぐれながら自分のできることを再認識したり、新しく経験を積んでいると実感する日々でした。
私自身、かなり恐れを感じながらも踏み出した一歩でしたが、この経験を発信することで、このような人もチャレンジしていいのか!という他のメンバーに対する道しるべができたと思っています。
多くの人がチャレンジすることで、会社全体が絶対に活性化すると思いますので、変な気を遣わずに会社も推奨している制度なので、支援を受けながら一歩踏み出して欲しいなと思います。

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