エンファクトリーが提供する「越境サーキット」は他社のメンバーとチームアップし、スタートアップ企業のリアルな課題に対して、ヒアリング・仮説・提案を3ヶ月を1タームにして行う越境・対話型オンライン研修です。三井住友海上火災保険株式会社 岩本 亮介様に、越境サーキットにご参加いただいた内容についてインタビューいたしました。

課題提示企業：株式会社datais光延 幸紘　様
参加企業：コニカミノルタ株式会社、株式会社アイシン、みずほビジネスパートナー株式会社、株式会社TJMデザイン、株式会社LIXIL、NOK株式会社、J.フロントリテイリング株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、K4Digital株式会社、株式会社オリエントコーポレーション
年齢層：20代～50代以上、31名
プロジェクト：2023年度第7ターム（1/9〜3/29）

──「越境サーキット」に参加した動機や目的は何でしたか？

異業種の方々と協力して作業を進めることで、多様な価値観に触れる機会が増えることは、新たな可能性を引き出すための重要なステップだと思い、越境サーキットに参加することを決意しました。

──プログラムを通じて得た最も価値のある学びや経験は何でしたか？

一番の学びは他社の方々と協力して作業を進める経験でした。 通常の業務では得られない経験で、その中で多様な考え方に触れることができたのが大きな収穫でした。

──チームでの課題解決活動の中で、特に印象に残ったエピソードはありますか？

私たちのチームは、30代前半から50代までという幅広い年齢層の4人で構成されていました。対話を通じて、30代前半の若いメンバーからの発言が特に印象的でした。
私たち年配のメンバーは、ビジネスの視点から利益を最優先に考える傾向がありますが、若いメンバーが「社会貢献的な視点も大切ではないか？」と提案したのです。
若い世代が社会貢献を重視するということは知っていましたが、直接その意見を聞く機会は少なかったので、非常に貴重な体験となりました。
私の部署にも若い社員はいますが、上司への配慮からか、なかなか本音で意見を出す機会が少ないように感じます。しかし、このプログラムでは利害関係がないため、本音で意見を交換する環境があり、率直な意見を聞くことができたのは、非常に良い経験でした。

──プログラムを通じて自己理解を深めることができたと思いますか？具体的にどのような自己理解が得られましたか？

越境サーキットの初期段階で行った変身資産アセスメントを通じて、 自分自身の特性について再確認することができましたが、チームでの作業を進める中で、その特性がどのように作業に影響を与えているかを具体的に観察することはあまりできなかったと感じています。もう少し、自分の特性を意識して参加すれば良かったかと反省しています。

──活動中の学びを実務に応用したり、行動変容につながった経験はありますか？

私は今年の4月に異動があり、新たな組織で働くことになりました。その中で、私と20年ほど年齢差のある新入社員と一緒に仕事をする機会が増えました。以前の組織では年齢差があまりなかったので、この新しい環境はとても新鮮でした。
越境サーキットを通じて、 若い人の価値観や考え方を理解し、それを素直に受け入れる心構えを持つことができたのは、大きな学びとなりました。

──このプログラムを経験したことで、自分のキャリア観や価値観に何か変化はありましたか？

私は以前、地方創生に関わる部署で地方創生に関わる様々なプロジェクトを進めてきました。その中でも特に、若い世代の価値観に焦点を当てた取り組みを行ってきました。
越境サーキットを通じて、私が今までやってきたことは間違っていないと再確認することができました。
また、若い世代が増えてきた今、私たちが考えてきたことが必要とされていると感じることができました。越境サーキットに参加した経験を、周囲の人たちに話す機会もあり、前任の部署のメンバーには、私が現在何に取り組んでいるのかを共有しました。その反応は、私がマネージャーとして話す立場から見ても、一般的には理解してもらえたと感じています。
私の話を聞いて、少しでも安心してもらえたり、興味を持ってもらえたらと思っています。

──異業種（違う会社の方）と交流するメリットを教えてください。

異業種の方と交流するメリットは、 様々な価値観に触れることができるという点です。社内にいると、同じような価値観の人が集まりがちですが、異業種の方と交流することで新たな視点を得ることができます。
今回の越境サーキットでも、小売業や損害保険以外の金融業の方々と交流する機会がありました。メンバーの話を聞くことで、自分の業界とは全く異なる視点を得ることができました。
私たちの仕事はあらゆる業種のお客様がいる会社なので、異業種の方々との交流は、将来的にお客様として接する機会もあると思います。その際に、 異なる業界の考え方や価値観に対して理解を示すことは、非常に役立つと思いました。

越境サーキット参加者インタビュー一覧：https://enfactory.co.jp/blog/tag/%e8%b6%8a%e5%a2%83%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%82%ad%e3%83%83%e3%83%88%e5%8f%82%e5%8a%a0%e8%80%85%e3%81%ae%e5%a3%b0
越境サーキット参加者が語る「越境学習」の効果とその魅力：https://www.youtube.com/watch?v=nhEPg-vvPPU

エンファクトリーでは、越境サーキットをはじめとする越境学習サービスを提供しております。詳細については、ぜひサービス一覧ページをご覧ください。

越境サーキット：https://life-design.enfactory.co.jp/ekkyo-circuit
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