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複業留学体験レポート「迷いを解消して見つけた自分の強みと可能性」

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。 今回は実際に研修に取り組んでいただいた株式会社パルコ 小野様に、複業留学についてインタビューいたしました。

受入企業
株式会社Enny
https://enny.jp/


──本業での仕事内容を教えてください。

現在、私はオンラインビジネス部に所属しており、主にオンラインストアの運営とオウンドメディアの管理を担当しています。これらの業務を通じて、デジタル領域でのビジネス展開に貢献しています。
一度パルコを退職した後、再び入社した経緯がありますが、トータルでの勤務年数は約20年となります。
過去には店舗勤務も経験しました。具体的には、店舗の運営や企画、宣伝販促などを担当しており、幅広い業務に携わってきました。
これらの経験から、実店舗とオンラインの両方でのビジネス展開について深く理解することができました。

──複業留学に手を挙げた理由を教えてください。

長く同じ会社に在籍し、さまざまな業務に携わってきた結果、自分の強みや会社に対する貢献の仕方が不明瞭になってしまったと感じていました。特にここ数年は、自分が何をやりたいのか、どのような適性があるのかについて迷っている状態でした。
そのため、他社での業務を経験することで、過去の自分を客観的に見つめ直し、新たな視点を得ることで、今後のキャリア選択に活かせるのではないかと考え、思い切って手を挙げることにしました。

──複業留学先での活動内容を教えてください。また、どんなスキル、能力、ノウハウが活かせたと思いますか?

留学先は、日本の食文化、特に和菓子を世界に広めることをミッションにしている企業で、新しい視点で和菓子をプロダクト化することに取り組んでいます。私の主な役割は、主力商品の一つである「さわってつくってたべる絵本」という体験セットの認知度を高めるための販促活動や広報PRを担当することでした。このセットは、自分たちで和菓子を作る体験ができるもので、多くの人に楽しんでもらえるように広めることを目指しました。活動を通じて、これまでの経験やスキルを活かし、効果的なプロモーション戦略を考えることができたと感じています。

──複業留学で困ったことは何ですか? またどのように乗り越えましたか?

最初の頃、コミュニケーションに関して困難を感じました。特に、オンラインでの業務が中心だったため、チームとの距離感を縮める方法が分からず、どう接していけばよいのか悩んでいました。また、求められているスケジュール感や進め方についても不明瞭な部分が多く、戸惑うことがありました。
この課題を乗り越えるために、週に一度の定例ミーティングを設定してもらいました。この定例ミーティングでは、オンラインではありますが、顔を見ながら打ち合わせを行い、進捗確認をすることができました。コミュニケーションが円滑になり、困難を感じることが少なくなったことで、チームとの連携が強化され、業務をスムーズに進めることができました。

──複業留学の前後で何が変わりましたか? もし、周りの人への影響があれば教えてください。

複業留学を始める前は、自分の仕事の特性や強みがはっきりと分からず、迷っている状態でした。しかし、三ヶ月間の経験を通じて、自分自身の資質や特性に対する気づき多く得られましたが。仕事に対する理解が深まり、自信を持って取り組むことができるようになりました
周囲の反応については、正確には分かりませんが、複業留学に参加していることを知った何人かから興味を持たれ、「どんな経験をしているのか教えてほしい」と声をかけられました。周りの人たちが意外と関心を持っていることに気づかされました。複業留学に参加したことから、仕事以外のコミュニケーションのきっかけが増え、相談を持ちかけられることも多くなりました。このような交流を通じて、私の経験が他の人にも影響を与えているのだと実感しています。

──同時期に複業留学に取組んでいた同期との関わりや互いの活動・レポートから学びや気づきはありましたか?

同期との関わりを通じて、多くの学びや気づきがありました。特に、全く異なる業種に飛び込んでいる同期の姿勢には感銘を受けました。彼女は新しい環境に挑戦し、時には業務に関連する言葉が分からないと感じながらも、調べながら業務に取り組んでいる姿が印象的でした。また、同期が新しいツールの使い方をすぐに教えてくれるなど、互いに助け合う姿勢がとても良いと思いました。迅速なレスポンスや共有しようとする意欲も、還元しなければという自身の気持ちを強くさせました。
同期の学びや姿勢から影響を受け、私自身も新しい技術やツールを積極的に取り入れようとするようになりました。特に、AIを活用して業務の効率化を図ることに興味を持つようになりました。実務においても新たなアプローチを試みるようになり、自分の成長を実感しています。

──第三者からの評価を受けて、どう感じましたか?

改めて自分のコミュニケーション能力が円滑で丁寧であると評価されていることに気づきました。普段から無意識に行っていることが、良い意味で評価されているのだと実感し、社員の方々からも同様のフィードバックをいただけたことはとてもありがたく感じました。また、私が心配性であることが、実は良い作用を及ぼしているのだと気づきました。自分の特性が周囲にポジティブな影響を与えていることを理解できたのは、大きな気づきでした。

さらに、長年この会社で培った仕事の進め方が一定の評価を得られたことも安心感を与えてくれました。自分の仕事に対する迷いが少しずつ解消されてきたと感じています。複業留学を通じて、人をサポートし応援することが自分の好きなことだと再確認しました。この特性は、広報やPRだけでなく、人事などの他の分野でも活かせるのではないかと思います。自分に向いている仕事が明確になっただけでなく、他の可能性も広がったと感じています。

──複業留学での経験を今後どのように活かしていきたいですか?

私の強みや資質を再発見できたことは大きな収穫でした。特に、人をサポートすることが好きだということを言語化できたのは、非常に良い気づきでした。また、AIを活用した業務効率化についても学びました。現在、業務の効率化が求められている中で、AIを使って少しでも効率的に業務を進めることができればと思っています。これにより、成果を出しつつ、より良い仕事ができるように努めていきたいです。
他の留学生との交流を通じて、学ぶことの楽しさを再確認できました。学び直しについての取り組みとして、現在も半年間のスクールに通っています。以前に実務経験として積んだ学びは、20代の頃とは異なる感覚があります。知識の整理やおさらいの部分もありますが、今の時代に合わせた新しいやり方やトレンドをキャッチアップすることができるのは非常に新鮮です。 知識を更新し、常にアップデートしていくことが重要だと感じています。

──ほかのメンバーに複業留学をおすすめするとしたら、どんな言葉をかけますか?

「自分の強みを確認したい」「新しいスキルを試してみたい」といった気持ちを持っているなら、ぜひ複業留学に挑戦してみることをおすすめします。自分の常識が他人の非常識であることを実感できる機会でもありますし、自分が持っている価値を再認識できる良いチャンスです。普段の業務で迷いを感じている方には、思い切って新しい環境に飛び込んでみることが良いと思います。新たな経験を通じて、自分自身を見つめ直し、成長するきっかけになるはずです。
今後の活動として、8月からも引き続き留学先でお手伝いをさせていただく予定です。これまでの経験を活かしながら、実践の場を持ち続けたいと思っています。特に、パブリシティを取ることが目標だったので、今後はその実現に向けて努力していきたいです。また、学び直しの一環として、実践の場を持つことも重要だと感じています。これからも新しい知識を取り入れつつ、実際の業務に活かしていくことで、さらなる成長を目指していきたいと思います。


エンファクトリーでは、複業留学をはじめとする様々な越境学習サービスを提供しております。詳細については、ぜひサービス一覧ページをご覧ください。

越境型研修サービス一覧:https://enfactory.co.jp/ekkyo-gakushu

複業留学:https://teamlancer.jp/lp/fukugyo_ryugaku

複業留学 留学生インタビュー一覧:https://enfactory.co.jp/blog/tag/%e8%a4%87%e6%a5%ad%e7%95%99%e5%ad%a6%e7%94%9f%e3%81%ae%e5%a3%b0

複業留学 受入企業インタビュー一覧:https://enfactory.co.jp/blog/tag/%E5%8F%97%E5%85%A5%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E5%A3%B0?_gl=1%2A1c5r7oq%2A_gcl_au%2AMTkwODU2ODc0MC4xNjkyMzIwNzM3

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