エンファクトリーが提供する「越境サーキット」は他社のメンバーとチームアップし、スタートアップ企業のリアルな課題に対して、ヒアリング・仮説・提案を3ヶ月を1タームにして行う越境・対話型オンライン研修です。
ノバルス株式会社 岡部様に、越境サーキットで課題提示していただいた内容についてインタビューいたしました。
課題提示企業:ノバルス株式会社代表取締役 岡部 顕宏 様
参加企業:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、沖電気工業株式会社、東北電力株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、能美防災株式会社 他
年齢層:20代-50代、16名
プロジェクト:2023年度 第5ターム(11/1〜1/31)
-越境サーキットの課題提示を決めた理由を教えてください。
私たちはライフサポートサービスとファシリティモニターサービスという事業を展開しており、一定のお客様からの支持を得ています。しかし、事業をさらに拡大するためには、社内の検討だけではなく、他の企業の方々の経験や知見を活用し、私たちがまだ気づいていない新たな可能性を見つけ出すことが必要だと考えました。そのため、越境サーキットの課題提示を決定しました。
-課題について教えてください。
私たちが提供しているライフサポートサービスでは、現在、安否確認サービスから疾患の予兆検知サービスまでを手がけていますが、これらのアセットを最大限に活用できる新たなプランがないかと考えています。
また、ファシリティモニターサービスについても、従来の大規模な監視システムから比較的小型のシステムへとシフトしています。防災のための冠水や積雪対策なども進めていますが、まだまだ伸びしろがあると感じています。
これらの観点から、 私たちの製品のアセットを最大限に活用できるプランがないかという課題を設定しました。
-課題を検討いただく際、工夫された点について教えてください。
私たちが運営している二つの事業には、それぞれに固有の課題があります。
当初は、どちらか一つの事業に絞って課題を設定するか、あるいは事業領域を絞るかと考えていました。しかし、私たちがまだ気づいていない可能性を広範に探るために、 二つの事業に対して幅広い観点から課題を検討いただくよう設定しました。これにより、参加者の皆さんには大変な課題となったかもしれませんが、 多角的な視点からの検討が可能になりました。
-最終プレゼンテーションを受けて、特に印象に残ったものや、実際に取り入れたいと思ったものはありますか?
最終プレゼンテーションで特に印象に残ったのは、 私たちが期待していたような、従来は考えもしなかった領域での事業展開の提案でした。その提案は具体的な課題とその解決コストまで明示していただいたので、非常に参考になりました。
また、私たちのアセットだけでは不十分な部分も明らかになり、補うべき点も見えてきました。さらに、各チームからは既存のツールやソリューションを使った提案もいただきました。これらは私たちの事業にすぐに組み込むことが可能で、すでに一部は取り入れています。
また、開発計画の中で、提案いただいたソリューションを用いることでより早く開発を進められそうな点も見えてきました。そのソリューションを用いて開発を進めるなど、具体的な活用の形も見えてきています。
-最後に、越境サーキットで課題提示を検討している企業へのメッセージをお願いします。
自社だけでは見つけることが難しい課題や視点が存在すると思います。越境サーキットには多様な企業や職域の方々が参加しており、新たな視点や気づきを得ることが可能です。確かに、大きな課題や困難も存在しますが、それ以上に新たな視点や気づきを得ることができると思います。越境サーキットでの課題提示を検討している企業の皆様には、ぜひ参加をおすすめします。
エンファクトリーでは、越境サーキットをはじめとする越境学習サービスを提供しております。詳細については、ぜひサービス一覧ページをご覧ください。
越境サーキット:https://life-design.enfactory.co.jp/ekkyo-circuit
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