複業留学体験レポート「自由な環境での発見:複業留学で深まった自己理解」 

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。
今回は実際に研修に取り組んでいただいた東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社元田様に、複業留学についてインタビューいたしました。

受入企業 
ユニロボット株式会社 
https://www.unirobot.com

──本業での仕事内容を教えてください。 
私は、グループの証券会社へ東海東京証券のマーケット部門の商品供給に関する窓口を担当しております。未導入商品の新規導入や、既存商品の商品供給に関する質問や要望をもとに、両社の調整を行うなど、お互いの取引が拡大するために活動しております。 

──複業留学に手を挙げた理由を教えてください。 
社会人になってから20年間、ずっと証券業界でしか働いたことがなかったので、他の業界がどのいう世界になっているのか体感したかったということが一番の理由です。そして、自分がその中で通用するのか、また今の自分の能力がどの程度なのか知りたいと思い、複業留学に参加する決意をしました。 

──複業留学先での活動内容を教えてください。また、どんなスキル、能力、ノウハウが活かせたと思いますか? 
新規顧客の開拓を目標として、そのために必要と考えたプロセスを積み重ねていきました。週に一回の社内ミーティングへの参加や、顧客との商談への参加を通じて、ユニロボット社が提供するサービスや顧客のニーズ、顧客へのアプローチ方法を把握しました。 
また、セミナーへの参加や幕張メッセでの国内最大規模の展示会に参加することでAIに関する知識を深めました。そして、新規アプローチ先への接点を見つけるために名刺交換会へ参加しました。 
活かせたスキルやノウハウについては、どのような業界や職種にユニロボット社のサービスのニーズがあるか見当をつけるために、証券会社で20年間培った株式投資に関する企業分析の知見・経験が活かせたと思います。実際に、名刺交換会で様々な企業の方と話をする際には、相手企業の事業内容の把握に役立ちました。 

──複業留学で困ったことは何ですか? またどのように乗り越えましたか? 
困ったことは、自由すぎてどうしていいかわからない局面が多々あったことです。正直、明確な指針がない中での活動に戸惑いを感じました。 
しかし、留学先のみなさまのおかげで、迷子になっていた私に道筋を作ってもらい、周囲のサポートを受けながら最後まで活動を続けることができました。 

──留学先で一番驚いたこと、違いを感じたことは何ですか? 
私が一番驚いたのは、ベンチャー企業の現場が持つ自由さです。これまでそのような環境で働くことがなかったため、実際に体験してみて、その自由な働き方に衝撃を受けました。 
また、行動が非常に合理的であることも印象的でした。 例えば、業務の管理は基本的にGoogleのアプリケーションを使って行われており、Googleアカウントさえあれば、留学先の業務に携わることができました。 
チャットやオンラインストレージといったツールや環境で、多くの業務情報が一元管理されていて、非常に効率的だと感じました。 
一方で、私が所属している証券業界では、個人情報の取り扱いやセキュリティが厳しく求められるため、情報の管理が合理的でない部分もあります。特に、非常に高いセキュリティ対策がされているため、業務の進行がスムーズでないことが多いと感じています。 もちろん、最低限のセキュリティは必要ですが、自由に業務を進められる環境があることは、非常に魅力的だと感じました。 
全体として、守りよりも攻めの姿勢が強いと感じたのが、私の印象です。このような環境で働くことで、より柔軟な発想や行動が求められることを実感しました。 

──複業留学の前後で何が変わりましたか? もし、周りの人への影響があれば教えてください。 
複業留学を経て変わったことは、まず自分自身の視野が広がったことです。 
今の環境に閉じこもっているのはもったいないと感じるようになりました。知らない世界をたくさん見せてもらったことで、私が忘れていた「ギラギラしている人たち」の存在を再認識しました。これからは自ら積極的に外の世界を見続ける必要があると思います。 
業務面では、AIに関する展示会に参加し、AIがどのように活用できるかを学びました。展示会では、AIの可能性を理解することができました。 
この経験を通じて、私たちの会社でもAIをもっと活用していかなければならないと強く感じました。 
周りの人への影響については、今回の複業留学を通して、私が得た知識や経験を、今後、周囲と共有し、業務に役立てていきたいと考えています。 

──第三者からの評価を受けて、どう感じましたか? 
非常に参考になると感じました。自分の課題を指摘されることは、時には厳しいこともありますが、それを乗り越えることで成長できるチャンスだと思います。 
評価を受けたことで、自分の能力や仕事の進め方について再評価するきっかけになりました。 評価を受けたことで、自分の強みをさらに伸ばすべきか、あるいは弱点を克服するために努力すべきか、真剣に考える必要があると感じています。これからは、ただ課題をこなすだけでなく、自分の成長に繋がるような行動を意識していきたいと思います。 

──複業留学での経験を今後どのように活かしていきたいですか? 
複業留学を通じて得た経験を活かして、自分の長所と短所を把握し、それに基づいて活躍の場を広げていきたいと考えています。 
アウトプットが苦手な事や、業務の初動が遅いという本業で抱えている自身の課題と、今回の複業留学先で評価いただいた課題が同じであったため、その点を底上げしていきたいです。 

──ほかのメンバーに複業留学をおすすめするとしたら、どんな言葉をかけますか? 
もし他のメンバーに複業留学を勧めるとしたら、「能動的に3ヶ月間新しいことにチャレンジする覚悟があるなら、ぜひ参加してみてください」と伝えたいです。 
3ヶ月の間、留学先の社員の戦力として、自由に仕事ができます。冗談抜きでとても自由なので、留学開始前に目的を明確にする必要はありますが、自分の成長のために、新たな刺激が欲しければ、複業留学は非常に価値のあるものになるはずです。 


エンファクトリーでは、複業留学をはじめとする様々な越境学習サービスを提供しております。
詳細については、ぜひサービス一覧ページをご覧ください。

複業留学:https://teamlancer.jp/lp/fukugyo_ryugaku
複業留学 留学生インタビュー一覧:https://enfactory.co.jp/ekkyo-gakushu/case/category/trainee/
複業留学 受入企業インタビュー一覧:https://enfactory.co.jp/ekkyo-gakushu/case/category/accepting-company/

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