エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。
今回は実際に研修に取り組んでいただいた株式会社オリエントコーポレーション竹田様に、複業留学についてインタビューいたしました。
受入企業
株式会社みんなのまちづくり
https://minmachi.co.jp
──本業での仕事内容を教えてください。
現在は債権回収センターで支店長を務めています。オリコ全体の顧客の延滞時の初期窓口として、全社の約半分の債権を扱う重要な役割を担っています。債権回収というと厳しいイメージがありますが、現在はコールセンターに近い形で顧客満足度を追求しています。世界70カ国以上で導入されているコールセンター認証資格を取得し、督促や交渉においても顧客満足度を重視しています。
私の役割は、顧客体験(CX)の向上とデジタルトランスフォーメーション(DX)を掛け合わせ、業務効率化や生産性向上を図りながら、お客様に安心・安全な金融サービスを提供し続けることです。延滞状態から気持ちよく回復していただくことで、お客様のライフサイクルの中で次の購入機会につながるよう支援しています。
また、人材育成や体制整備を行いながら、センターの生産性を上げ、企業価値を高めていくことも重要な役割です。
──複業留学に手を挙げた理由を教えてください。
2019年に人事部門に異動してから約5年が経過し、人事領域での経験や社内ネットワークを構築できたと感じていました。しかし、キャリアを考えた際に、社内での経験に縛られているのではないかという危機感を感じました。そこで、複業留学の機会を活用し、社外での新たな挑戦をしたいと考えました。
複業留学を通じて、視野を広げ、地域社会への貢献を通じて自身も成長できたと感じています。この経験は今後の自分自身の成長にも活かせると考えており、手を挙げて正解だったと思っています。
──複業留学先での活動内容を教えてください。また、どんなスキル、能力、ノウハウが活かせたと思いますか?
留学先では、地域創生やまちづくりに関わるプロジェクトや自治体への提案に携わりました。具体的には、自治体への提案書作成や地域住民とのコミュニケーションを行いました。
活かせたスキルとしては、課題解決スキル、コミュニケーション能力、多様性の尊重などが挙げられます。これらは本業で培ってきた経験や能力が非常に役立ちました。
──複業留学で困ったことは何ですか? またどのように乗り越えましたか?
最も困難だったのは本業との両立、特に時間の捻出でした。
複業留学を妥協せずにやり抜きたいという想いがあったため、時間管理と留学先の代表とのコミュニケーションを重視しました。優先順位をつけて効率的に取り組むことで乗り越えることができました。
代表からの依頼は基本的に全て受け、取り組むスタンスで進めました。しかし、その課題の解決策・提案に関しては、代表の力や知恵を上手く活用するよう心がけました。壁打ちや会話の中から情報を得て、最短距離で提案できるよう意識しました。
──留学先で一番驚いたこと、違いを感じたことは何ですか?
地域外の方、特に東京在住で遠隔でサポートしている方々が多くいることに驚きました。
また、留学先の代表と地域の方々や関係者が熱意を持って語る姿が印象的でした。好きなことを仕事にしている人の楽しむ姿勢や、ポジティブな言動が周囲とのコミュニケーションを良好にし、良い循環を生み出していることに気づかされました。
自分の仕事場でもそのような環境を築きたいです。まずは自分が仕事を好きにならないと、お客様に良いサービスを提供できないと思うので、仕事が好きになれるような環境を整えていきたいです。
──複業留学の前後で何が変わりましたか? もし、周りの人への影響があれば教えてください。
地域貢献への意識が高まり、自身の成長を実感できました。
また、当社の新しい理念への共感や目指す方向性がより明確になりました。
自分自身が仕事を楽しむことで周りへも好循環が生まれ、そのような風土づくりの重要性を感じました。楽しみながら挑戦する風土を根付かせていきたいと考えています。
──同時期に複業留学に取組んでいた同期との関わりや互いの活動・レポートから学びや気づきはありましたか?
対面での懇親会を通じて、皆さんが抱える課題や悩みを共有できたことは非常に良かったです。
また、同期のレポートを見ることで、異なる視点やアプローチから学ぶことができました。
──第三者からの評価を受けて、どう感じましたか?
社外の方から評価を受けたことが非常に励みになりました。特にコミュニケーション能力やネットワーキングスキルについて高い評価をいただけたことは、自分自身への気づきと自信につながりました。
一方で、自身の課題として認識していた部分についても指摘していただきました。社内の顔見知りの方からの評価ではなく、3カ月間の活動に基づいた客観的な評価を受けたことで、より改善への意識が高まりました。
──複業留学での経験を今後どのように活かしていきたいですか?
本業において、新たな視点や考え方を取り入れていきたいと考えています。
特にポジティブな考え方とコミュニケーションを大切にしながら、自身の成長につなげていきたいです。
また、構築した社外ネットワークを活かし、まちづくりなどの活動にも引き続き関わっていきたいと思います。
──ほかのメンバーに複業留学をおすすめするとしたら、どんな言葉をかけますか?
3ヶ月という短い期間でも、大きな自己成長ができる機会です。新たな視野を広げ、自分自身を成長させるチャンスなので、ぜひこの機会を逃さないでください。知らない環境で働く経験は貴重です。ぜひ、このチャンスを掴んでほしいと思います。
【複業留学とは?】
ベンチャー企業の課題解決を通じた越境学習の実施により、「行動変容を促す研修プログラム」です。
3~6か月間×週1日の実践で、通常業務と並行して実施が可能です。
詳しくはこちら:https://teamlancer.jp/lp/fukugyo_ryugaku
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