外部からの視点を取り入れ、中期経営計画を策定した
エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。
今回は研修生を受け入れていただいた株式会社オキスの岡本さまに、複業留学で取り組んでいただいた内容についてインタビューいたしました。
株式会社オキスは、鹿児島県で農業分野での６次産業化を行っています。自社で野菜を作って製造加工、販売までを行っています。乾燥野菜や冷凍野菜、焼き芋などの農産品の加工商品を作っています。
― 複業留学の受け入れを決めた理由はなんですか？
弊社では今までも様々な会社の副業人材サービスを導入しておりました。その中で複業留学は送り出し企業が業務として副業をさせるところが面白いサービスだと思い、話を聞いてみたのがスタートでした。
送り出し企業が副業を推奨して留学生が業務として行うところが、今までの副業とどう違うのか試してみたいという想いがあったのと、弊社になかった中期経営計画の策定をお願いできたら嬉しいなと思い、複業留学の受け入れを決めました。
― 今までの副業人材サービスと複業留学の違いはどこだと感じましたか？
今までの副業の方は業務外でやっているのに対し、複業留学では留学生は会社の仕事として業務内でやってるので、そこの違いは多分あったと思います。
複業留学の留学生は会社から給料をもらいながら活動する形ですので留学生の取り組む姿勢など、その部分が違ったような気がします。
― 留学生は複業留学でどのような活動をされていましたか？
弊社の中期経営計画を立てていただきました。
送り出し企業が出している中期経営計画のフレームワークや、立てるまでの過程についての書籍を参考にしながら進めていただきました。中期経営計画の策定には弊社の社長と専務と私の3人が参加をしました。
留学生からのいついつまでにこれをしてくださいという指示に対し、3人の考えを持ち寄ってミーティングの場で共有し、留学生にはそれぞれの考えを整理していただきながら中期経営計画を作っていただきました。
― 実際に受け入れてみていかがでしたか？
弊社にないスキルを持った方が来てくださって、やりたいと思っていたことを実際にやってくださったというのは非常によかったと思います。今回策定した中期経営計画は、まさに今後の事業に活かせる内容ですので、大変よかったと感じております。
― 複業留学で苦労した点について教えてください。
正直な話、特になかったです。
元々弊社では副業として外部の受け入れをしてたので、特に迷うことはなかったです。また、今までの副業人材サービスでは基本的には土日や就業時間後など業務時間外での活動でしたが、留学生が業務として行う複業留学では業務時間内での活動でしたので苦労したことはありませんでした。
留学生には私達と同じように一緒に活動していただきましたので、時間の融通という面からしても苦労した点はありませんでした。
― 留学生の変化や成長したところ、気づいたことなどありましたら教えてください。
留学生は最初は弊社のことが全くわからなかったのですが、一生懸命真面目に我々の話を整理してまとめてくださるうちに、「3人の意見まとめるとこういうことですよね？」といったように、徐々に弊社のことを理解していただきましたので、考えをすり合わせる時間が短くなりました。
― 最後に、複業留学で受け入れを検討している企業へのメッセージをお願いします。
ぜひやった方がいいと思います。
特に地方ではスキルの高い人材を獲得できるチャンスはなかなかないと思います。オペレーション人材だけではなく、計画を立てたりとか戦略を練ったりする人材はなかなか見つからないので、そういう分野に留学生に入ってもらうのはすごくぴったりのサービスだと思います。なので、ぜひやってほしいと思います。
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