株式会社Diezon「複業留学」受け入れ企業インタビュー

2023.02.06

BY en Factory

留学生と一緒に取り組むと見えてくるものがある

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。

株式会社Diezonの正古様に複業留学で取り組んでいただいた内容についてインタビューいたしました。

株式会社Diezonは、ECサイト構築事業、ネットスーパーモール「マルクト」の運営事業、ECサイトやシステムを構築するにあたって使用するドキュメントを管理するツールの販売などを行っています。

－複業留学の受け入れを決めた理由を教えてください

外部との交流や情報交換は我々としても大切だと思っていて、特にベンチャー企業だと情報が中々集まらないので、人との交流を通して広げたいと思っていました。総合的に考えハードルが低かったので、まずはやってみようと思い、今回受け入れを決めました。

－留学生は複業留学中どのような稼働をされていましたか？ 研修内容を簡単に教えてください

ネットスーパー「マルクト」の分析から施策提案を行ってもらいました。「マルクト」は2021年6月からサービスを開始しまして、立ち上げ当初はまだデータが集まっていなかったので様々な施策を実施して反応をみるという短期的なことを行っていました。サービスを始めて1年が経ち、エリアも増えデータも集まってきたので、今後は短期的な施策というよりは、ヘービーユーザーの傾向とか、購入商品との関係などを調べ、施策実行していきたいと考えていた為、その分析について今回取り組んでいただきました。

－実際に受け入れてみていかがでしたか

留学生と一緒にプログラムを考えることによって、「優先度が低いタスクに対しても、しっかりと時間をとる」という意識が持てたことにとても価値があると思いました。留学生も優秀でしたし、他の会社や異業種の方から様々な意見を頂くことで、我々が見えていなかったものや切り口を実際の経験やデータ上のものと比較することで知ることができました。お互いの業種的にかぶるところと、そうでないところがあったので、それぞれの知見をもとに有意義な情報交換ができたと思っています。

－苦労した点について教えてください

結論から言うとなかったです。ただそれは人によって依存すると感じていて、今回きてくださった留学生は柔軟かつ、コミットも高い方だったのでこちらとしては苦労する点はなかったです。

－留学生の変化について気づいたことを教えてください

留学生は優秀で、どこに行っても活躍される人材だと思うので、プログラムを通しての変化というのは特になかったです。ただ、本業とつながるような、ちょうど良い案件として実践を積んでいただけたことで、自社でしか通用しないものではなく、広く伝わるにはどうしたらいいかという事を明確にイメージすることができ、ご本人の自信につながったと思います。環境面においても、例えば社内の進み方と比較してもベンチャーならではの良し悪しがあり、そのバランスや組織についても考える機会になったと思います。

－最後に、留学を検討している方へのメッセージをお願いします

お互いにしっかり時間がとれることが成功につながる、プログラムを濃いものにできると思っています。たくさんの時間を割かれるのではないかと心配する方もいるかもしれませんが、そこまで身構える必要はなく、多少は一緒に取り組めるだけの情報を提供したりお時間を共有できればいいと思っています。ある程度自走できる方であったとしても、時間を共有することでお互いに得るものがあると思うので、課題だけを提示するのではなく、一緒に考えていくスタンスの方がその過程において色々と得られるものが多いと感じています。事業をすすめていく上で新しい気づきが欲しいという企業様は是非受け入れを検討してみてはいかがでしょうか。