みなさん、こんにちは!
エンファクトリーで「複業留学」の全体進行と、EKP(越境活動支援パートナー)を務めております、「マキユカ」こと真木 佑佳です!
本題に入る前に、ちょっとだけ私の近況をぼやかせてください……!
実は私、仕事の熱量とは裏腹に、いつも身体のどこかが悲鳴を上げている満身創痍スタイルでして(笑)。常に腰痛・頭痛に悩まされつつ、最近は家族のお弁当作りのために朝も早く、万年睡眠不足と全力で戦っております。
そんなボロボロな私ですが、仕事への情熱だけは誰にも負けません!
タスクをもりもり消化するだけではなく、人事の皆様や研修生の皆様の「最高の伴走パートナー」でありたいと、日々泥臭く走り回っております。
今回は、カスタマーサクセスとして誰よりも現場の近くにいる私から、公募や人選に頭を悩ませる人事担当者の皆様へ、愛と共感を込めた「処方箋」をお届けいたします!
目次
1. 元・大手社員だからわかる「ぬるま湯の焦り」と「越境」の意味
私自身、かつては大手企業に勤務していました。
大企業の恵まれた環境、整ったマニュアル、優しい先輩方……。居心地は抜群に良いのですが、ふとした瞬間に猛烈な不安が襲ってくるんですよね。
「この社内用語や社内調整のスキルって、一歩外に出たら通用するのかな?」
「自分は社内政治のプロになっていくけれど、ビジネスパーソンとしての市場価値はどうなんだろう……?」
まさに「コンフォートゾーン(快適な空間)」にどっぷり浸かっていることへの焦りと葛藤です 。
当時の私はその焦りから、結果として会社を飛び出す(転職する)という選択をしたのですが……今でもふと思うんです。
「もしあの頃、会社に『複業留学』という制度があって参加できていたら、私はきっと今もあの会社で、新しい風を吹かせながら頑張っていたんだろうな……」と。
会社を辞めなくても、本業という「ホーム」を持ちながら外の「アウェイ」で挑戦できる。そんな場があれば、どれだけ救われたか分かりません。
だからこそ私は今、エンファクトリーで「複業留学」の伴走者として、当時の私と同じようなモヤモヤを抱える大手企業に勤める皆さんや、人事の皆様と全力で向き合っています。
当時の体験があるからこそ、私は強く実感しているんです。
「複業留学」は、単に新しい知識やスキルを教わる「スキルアップ研修」ではありません 。本業を続けながら、スタートアップやベンチャー企業という「自社の常識が一切通じないアウェイな環境」に飛び込み、自らのOS(マインドセット)を根本からアップデートするための挑戦です 。
自分のやり方が通じず、アウェイな環境でもがくプロセス(認知的不協和)こそが、大手企業で働く皆さんに眠っていた「自律性」や「課題発見力」を呼び覚ます最大の成長機会になります 。
2. 人事のぼやきに激しく共感!「今日も面談に来なかった……」事件簿
「よし!うちの会社でも越境学習(複業留学)を導入して、社員のキャリア自律を促すぞ!」と意気込んで社内公募を開始した人事の皆様。……その後、こんな状況に陥っていませんか?
- 公募説明会を実施したのに、説明会に数える程度の人しか集まらない
- 「話を聞くだけでもOK!」とアナウンスしたのに、誰も個別の面談にやってこない
- 締切直前になってもエントリーシートが数件しか提出されない
「今日も誰も面談に来なかった……。あの桜の木の下(Zoomの待機室)に、君は本当に来てくれるのだろうか……?」
画面の前でそう呟きながら、静かに胃を痛めている人事の方の姿を、私はこれまで何度も目撃してきました。そしてその度に、「わかります……!めちゃくちゃわかりますよ、その不安!!」と、一緒に頭を抱えてきました。
なぜ、大手企業で働く皆さんは「手挙げ」を躊躇してしまうのでしょうか? 現場をヒアリングしてみると、彼らの中には「3つの大きな壁」が存在していることが見えてきます。
- 【時間の壁】:「本業が忙しくて、他社の業務まで手が回らないかもしれない」
- 【評価の壁】:「失敗したら社内での評価が下がるのではないか」「上司に何て言われるか不安」
- 【自信の壁】:「ベンチャーで通用するような凄まじいスキルなんて、自分にはない」
この不安を放置したまま「さあ、手を挙げて!」と呼びかけても、社員は身構えてしまいます。かつての私もそうでした。
だからこそ、企画立ち上げから人選のフェーズにかけて、人事と私たち(EKP)が二人三脚で彼らの背中をそっと押すアプローチが必要なのです 。
3. 手挙げを促す!人事とマキユカの「3つの処方箋」
社員の「やってみたい」という芽を摘まず、一歩を踏み出してもらうために、私たちが実践している効果的なアプローチをご紹介します。
処方箋①:「スキルアップ」ではなく「自分をアップデートする挑戦」と伝える
募集時のメッセージとして、「即戦力としてのスキル」を求めるハードルを下げましょう。「今のあなたのスキルで貢献すること」以上に、「外の価値観に触れて考え方を広げ、もがきながら自分自身をアップデートすること(Beの変容)」を組織が期待していると伝えることが大切です 。
処方箋②:個別面談・質問会で「壁打ち相手」になる
公募期間中には、人事とエンファクトリーが合同で「カジュアル質問会」や「個別相談枠」を設けます 。 ここでのコツは、決して「面接」の雰囲気を出さないこと!「応募するか決めていなくてもOK」「愚痴や悩みを吐き出す場」としてオープンにします。
実はこの前、上司の島崎さん(越境しまじろーさん)が面談で言っていた名言を、私、そっくりそのまま自分の引き出しとして盗ませてもらったんですが……(笑)、迷っている社員さんにはこんな問いかけをします。
「『できるかどうか』で考えるのを一度やめてみませんか? 3か月後、もし何の制約もなかったら、
あなたはどんな自分になっていたいですか?」
「HOW(どうやるか)」ではなく「WHY・BE(なぜやるのか・どうありたいか)」を問いかけることで、社員自身の内発的動機がふっと引き出される瞬間があります 。
処方箋③:上司の負担を減らす「根回し」と「ピアサポーター」
社員が手挙げをためらう大きな要因が「上司への気兼ね」です。 ここに対しては、人事から上司の皆様へ「人事からもサポートを行うため、上司のマネジメント負担は増やしません」と明確に宣言していただきます 。
- 実務サポートや精神的フォローはエンファクトリーのEKP(越境活動支援パートナー)と受入企業が行います 。
- 上司にお願いしたいのは、週次レポートに「いいね!」を押す見守り(心理的安全性の提供)と、帰任後に話を聞く場を作ることだけです 。
さらに、社内の身近な同僚や先輩を「ピアサポーター(応援者)」として2名以上巻き込む仕組みを作ることで、留学生が孤立せず、安心して本音を吐き出せる「ホーム(心理的安全性の基地)」を担保します 。
【まとめ: 手挙げを促すステップ】
① 「スキル」ではなく「マインドの変容」を期待していると告知
② カジュアルな相談会で「どうありたいか(Be)」を一緒に言語化
③ 上司へ「負担ゼロ・見守りお願い」のメッセージを出して心理的ハードルを下げる
4. 人事一人で抱え込まないで!「マキユカに丸投げしてください!」
越境学習のプロジェクトを推進する人事担当者の皆様は、社内調整、役員への説明、現場上司への配慮など、本当に多くの重責を背負っていらっしゃいます。
だからこそ、私は声高に言いたいのです。 「プログラム設計や現場の細かい進行管理は、マキユカに丸投げしてください!」と。
「えっ、丸投げして大丈夫?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。 私たちエンファクトリーのEKP(越境活動支援パートナー)は、所属組織の人間でも受入企業の人間でもない「中立的な第三者」です 。
- 上司や人事には直接言えない留学生の「本音の悩み」を受け止めるセーフティーネットになります 。
- 受入企業との間で期待値のズレが生じた際、客観的な立場から調整に入るハブになります 。
- 「答え」を教えるのではなく、「問い」と「代案」を提示して、本人の試行錯誤を引き出します 。
人事の皆様が社内で「悪役」や「過度な指導者」になる必要はありません。実務や伴走の泥臭い部分は私たちがしっかりと引き受けますので、人事の皆様には「最初の応援者」として、留学生の変化を温かく見守っていただきたいのです 。
5. おわりに:一人の「手挙げ」が、組織を変える大きなうねりになる
公募期間中、誰も相談に来なくて胃が痛くなる日もあるかもしれません。
ですが、丁寧なアプローチと二人三脚の準備によって、勇気を出して「私、挑戦してみたいです!」と一人の社員が手を挙げてくれたとき——その瞬間から、組織の変革は確実に動き出します。
一人の留学生がアウェイな環境でもがき、一回り大きくなって帰ってきて、その体験を社内に熱っぽく語る 。その姿を見た周りの同僚たちが「自分も変わらなきゃ」「外の世界を見てみたい」と刺激を受け、次の挑戦者が生まれていく(Peer Effect:同僚効果) 。
そんな「自律的に学び合う温かい組織風土」を、人事の皆様と一緒に作っていくことが、私の何よりの喜びであり、使命だと思っています !
常に満身創痍気味な私ですが(笑)、情熱と伴走力だけは無限大です!
「公募が集まらない」「社内の巻き込み方に悩んでいる」という人事の皆様、ぜひお気軽にマキユカまでご相談ください。一緒に悩み、一緒に考え、最高の「手挙げストーリー」を作っていきましょう!
これからも、二人三脚でどうぞよろしくお願いいたします!
◆執筆者プロフィール
真木 佑佳(株式会社エンファクトリー ライフデザインユニット カスタマーサクセス担当)

カスタマーサクセスとして数々の「越境学習」を現場で支える伴走者。
大手企業での実体験をもとに、挑戦する留学生と悩める人事担当者の「一番近いパートナー」を務めます。
「社員の挑戦」と「人事の悩み」に、最後まで寄り添い続けるために。
エンファクトリーでは、本業を続けながらアウェイな環境で自律マインドを育む「複業留学」をはじめ、各種越境研修プログラムを提供しています。
企画立ち上げや社内公募の悩みから、研修中の手厚いメンター伴走(EKP)まで、人事の皆様と「二人三脚」で伴走します。一人で抱え込まず、まずは些細なことでもお気軽にご相談ください!
