株式会社CafeSnap様「複業留学」受け入れ企業インタビュー

2023.01.12

新しい出会いとアイデアが、より良いサービスへつながる

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。

株式会社CafeSnapの大井様に複業留学で取り組んでいただいた内容についてインタビューいたしました。

株式会社CafeSnapは、「CafeSnap」という個性の光るカフェを探せるアプリおよびメディアの運営と、ドリップバックコーヒーの販売などのEC事業を行っています。他にも、「CafeSnapプロダクション」というカフェ専門の製作プロダクションも行っています。

－複業留学の受け入れを決めた理由を教えてください

初めてこのサービスを知ったときは、とても面白そうだと思いました。私は今の事業を始めるまでに、1社でしか働いた経験がないので、留学という形で自分の働いたことのない環境で働くことは新鮮な感じがして面白そうだと思いました。

受け入れる側としては、どんなシナジーがあるのか不安な面もありましたが、どんな方と出会えるのか楽しみな面もあります。

同じ業界だけにいると視野が狭くなっていることを感じるので、これからCafeSnapを知っていただけるような方々と関わることで、自分も新たな発見があると思い受け入れを決めました。

また、一人でたくさんの業務を行っているので手が回っていないことも多く、少しでも助けて頂けるのは純粋にありがたく思いました。

－留学生は複業留学中どのような稼働をしていましたか？ 研修内容を簡単に教えてください

SNS周りの調査をして頂きました。具体的には、SNSのフォロワー数を増やすために何をしたらいいのか施策を考えたり、それぞれのSNSによって効果的なハッシュタグのつけ方などのロジックを見つけたりする業務をお願いしました。

他にも、今TikTokが流行っていて、気になってはいましたが、CafeSnapとしてやるべきかの判断ができていませんでした。その判断材料を集めてもらうリサーチをお願いし、結果的に、TikTokはやらない判断をしました。その一方で、ユーザー属性と相性のよく近しい機能のInstagramリールを活用してみようということになり、どのようなリールが効果的なのかのリサーチから制作、投稿までを行って頂きました。

－実際に受け入れてみていかがでしたか

自分では手が回っていなかったことをやって頂くことができて非常に助かったのと、自分にとっても勉強になったと感じています。今後の運用に活かしていきたいと思える情報がたくさん得られたのでとても良かったです。

－苦労した点について教えてください

苦労した点は二点ありました。一点目はCafeSnapのことを知らない方なので、まずはどんな方が使っているのか、カフェのオーナーさんがどんな人なのか、という点をしっかり説明しないといけないところです。「カフェは若い人が多い」、「インスタ映えするところが人気」と思われがちですが、実はCafeSnapのメインのターゲット層は30代後半だったり、写真映えするものよりもオーナーさんの思いがこもっているものやストーリー性のあるものの方が人気があるので、認識にずれが生じてしまいます。CafeSnapのユーザー層や世界観を理解していないと違った提案がでてきてしまうので、まずはそのあたりを説明して理解していただくというところが苦労した点でした。もう一点は、メイン事業はメディアなのですがコンテンツを作ることに慣れていない方がほとんどなので、ディレクションや校正に想定外の時間がかかったという点が少し苦労しました。

－留学生の変化について気づいたことを教えてください

サービスや私の考えをより一層理解してくださり、後半になるほど、私が納得のいく提案をしてくださるようになりました。また、弊社に対する理解が高まったことで、CafeSnapの世界観を壊さないようにと配慮してくださる姿勢が見えた点もとても嬉しかったです。資料も丁寧に作ってくださり、私自身も勉強になりました。

－最後に、受け入れを検討している企業へのメッセージをお願いします

留学生自身が興味を持って自分の会社を選んでくれるので、非常にモチベーション高くプロジェクトに参加していると感じています。また、こちらが依頼することに対してもコミットメントが高いので、成果物としても満足のいくものができたと思っています。いつもなら関わることのない業種の方と一緒にお仕事ができるのは、新しい発見につながりますし、自分の思考が偏っていたと改めて気づかされます。原点回帰するきっかけにもなること、そして新しい人との出会いは純粋に楽しいので是非チャレンジしてみてほしいです。