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WHITE株式会社「複業留学」受け入れ企業インタビュー

第三者の視点で事業を考えてもらえる貴重な機会

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。

WHITE株式会社の横山様に複業留学で取り組んでいただいた内容についてインタビューいたしました。

WHITE株式会社はさまざまなブランドマーケティングを支援する中で、事業における賢いデジタル活用方法や文系DX人材育成のノウハウを培ってきました。その強みを活かして「デジタルスキルがあなたのビジネスを変える」をコンセプトに、企業のDX支援事業を展開しています。

MENTER(https://menter.jp/

-複業留学の受け入れを決めた理由を教えてください

エンファクトリーの事業内容やサービスは以前から知っていたのですが、複業留学はニーズがあって伸びそうだなと感じたからです。他社で海外企業にインターンできるサービスがありますが、それに興味があって注目していました。国内でも同様だと思っていたので、サービスのことをすぐに想像できました。

-留学生は複業留学中どのような稼働をされていましたか? 稼働内容を簡単に教えてください

稼働内容は「企画作り」でした。まず現状と課題を説明してから、留学生に課題を解決するプランニングをしてもらいました。これらの作業を非同期で行ったことが、大企業とは異なる点だと思います。弊社はリモートネイティブで、コロナ禍になる前からリモートワークを行っていました。リモートワークは社内で独自のルールがあるのですが、それを留学生に体験してもらいました。非同期でコミュニケーションを進めていく稼働をしていただいたのです。質問に対する回答がリアルタイムではないことを大前提に、プロジェクトを進めてもらいました。

弊社にはフルタイム勤務ではないメンバーや、外国に住んでいて時差があるメンバーもいます。質問してもすぐに返信が来るわけではありません。そのため一往復でやり取りが済むように情報を整理してから送信したり、なるべく自分で調べて解決することを意識してもらいました。他社だと理解しにくい部分かもしれませんが、この経験は今後在宅ワークや複業をする時にも活きてくると思います。

-実際に受け入れてみていかがでしたか

他の業界から見た視点を得られる、というのがメリットだと思います。どうしても自分たちは自分の界隈の情報がメインになってしまいますので、たとえば金融業界の人はどう思うのだろうとか、お話しを深く聞ける点が魅力です。複業留学は1回だけミーティングして終わりではないですから、そこが1番のメリットです。

また、客観的な視点を持っている留学生が発案したアイデアが良ければ、実際に事業で活かせます。アイデアを直接事業に活かせるので、とても良いと思います。

また、改めてアイデアを出したり情報を整理することは、自分たちだけではわざわざやりません。今の事業を社内用にわざわざ図で確認することはないのですが、留学生は収集した情報をキャッチアップし、現状把握の図を作ってくれました。留学生は自身の認識が合っているか確認するために図を作ったのですが、私どもからすると事業の現状を再認識でき、修正点や反省点がわかりました。

-苦労した点について教えてください

留学生が稼働する曜日と時間を自由にし過ぎたことで、いつ稼働しているのかを日報などで確認する必要がありました。苦労というほどではありませんが、そこは微調整しました。

留学生は異動したばかりで、スケジュールが読めない状況でした。忙しさがわからなかったので、私というよりも留学生が苦労したのではないかと思います。

-留学生の変化について気づいたことを教えてください

変化について気づいたことは2つあります。1つ目は私どもの非同期による仕事の取り組み方を抵抗なく受け入れていただいたので、すぐにコミュニケーションがしやすくなったことです。

2つ目は留学生の作成した資料が、非常にわかりやすくなったことです。私どもはITリテラシーを高めるオンライン学習サービスを提供しており、パソコンの使い方のノウハウを持っています。そのため留学生に対し、資料の目的に合わせた表現についてのフィードバックを行っていました。

留学生が最初に作っていた資料は、漏れなく説明することが目的の資料でした。私どもの場合は、提案して相手の賛同を得るための資料です。資料の目的が違うと見え方も全然違うものになると気付いていただけました。もともとある程度はご存知だったのかもしれませんが、改めてそう言って頂けました。

-最後に、受け入れを検討している方へのメッセージをお願いします

第三者の視点で事業を考えてもらえる機会は少ないと思います。そうした貴重な機会が得られる有意義なプロジェクトですので、まずは1度受け入れてみたら面白いのではないでしょうか。


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