客観的な視点が成長につながる新たな気づきを与える
エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。
株式会社温泉道場の白石様に複業留学で取り組んでいただいた内容についてインタビューいたしました。
株式会社温泉道場は温浴施設の運営をメインに、宿泊施設の運営、おふろcaféブランドの全国展開と多岐にわたる事業を展開しています。また、グループ会社で三重県を拠点におふろcafé 湯守座 を運営している他、独立リーグの球団経営も行っています。
-複業留学の受け入れを決めた理由を教えてください。
我々は2011年設立のローカルベンチャー企業です。異なる環境で働く大手の方に入っていただくことで、普段我々が気づけてないことや認識できていないことに指摘をいただけるのではないかと思い受け入れを決めました。
-留学生は複業留学中どのような稼働をされていましたか?
当社が運営する宿泊施設の業務に関わっていただきました。この宿泊施設はもともと公共の温浴施設・宿泊施設を、リノベーションして運営を引き継いでいる施設です。我々としてはこの施設を、「もっとリゾート化していきたい」「より長期で滞在できるようなサービスを提供していきたい」との思いを抱いていました。
留学生は数字分析やマーケット調査の経験をお持ちだったので、知見を活かして顧客分析から施策提案までしていただきました。
-実際に受け入れをしてみて、どのようなメリットを感じましたか?
受け入れ先となる中小企業は、基本的に兼務で事業を回しています。実際に私も現在3店舗の事業統括をしながらコーポレートコンサルティング業務を兼任しており、特定の仕事に時間を割くのは難しい状況です。
そのなかで、複業留学の受け入れを行うことで、特定領域や特定分野に関して深くアイデアをいただけるのはとてもいいと思いました。また長く同じ施設に勤めていると、施設のいいところや悪いところに気づけなかったり、そもそも忘れていたりします。外部から来た留学生に入ってもらうことで、改めて指摘をいただけるのはとても大きなメリットだと感じました。
-苦労した点について教えてください。
とてもスムーズにやりとりができたので、特に苦労したことはないです。
強いて言うなら留学生もメインの仕事があるので、どこまで当社の仕事に時間的な工数を割けるのか、お願いしたことをコミットしてくれるかなど最初はバランスを見ながら進めました。
-留学生の変化について気づいたことを教えてください。
変化したというよりは、最初からとても高いモチベーションをもって取り組んでいただきました。また実際に店舗を見たいと現地まで足を運んでくれました。
留学生は普段マーケティングの部署にいる方で、観光業や宿泊業の業界特性は全く知らない状態で仕事に入られましたが、最初から積極的に業界のことを理解しようと思ってくれたのは、とてもありがたかったです。また、ご自身でも色々と調べて、非常に的を得た提案をいただいて助かりました。
-最後に、複業留学の受け入れを検討している方へメッセージをお願いします。
複業留学を希望する留学生は、恐らくローカルで働くことやベンチャー企業の働き方に興味を持って応募されるはずなので、ミスマッチは起こりにくいと思います。社会人としての経験もあり、ビジネスに対する理解がある状態で一緒に仕事ができるので、学生インターンの受け入れとは違った良さがあると思います。フラットに指摘をいただき、今まで得られなかったような意見をいただいたのはとても良かったと感じています。
また、現在送り出し企業とお仕事の話も進んでいて、企業様との新たなつながりも持つことができました。留学生との関わりだけではなく、送り出し企業とのつながりが生まれる可能性もあります。受け入れをすることで得られるメリットはたくさんあるので、検討されている方はぜひ受け入れてみるといいと思います。
複業留学受け入れ企業募集のご案内
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