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株式会社ライボ「複業留学」受け入れ企業インタビュー

大手企業のカルチャーを取り入れることができた

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。

株式会社ライボ堀様に、複業留学で取り組んでいただいた内容についてインタビューいたしました。

株式会社ライボは、キャリア形成や転職をサポートする匿名相談サービスの「JobQ」を運営しています。「JobQ」は累計の会員者数が40万人を突破 し、キャリア・転職・就職での悩みを、会員同士が相談して解決するサービスです。同社は2015年に創業し、2019年にはM&Aでパーソルグループの傘下に入りました。「個が活躍する社会を創る」を経営ビジョンに掲げ、価値あるプロダクトを創出しています。

-複業留学の受け入れを決めた理由を教えてください

エンファクトリーのメンバーが元職場の同僚で、そのご縁で複業留学を紹介していただきました。お話を聞いた時、弊社内でちょうど複業が話題に上がっていました。弊社はキャリアや転職に関するサービスに特化していますので、今注目の複業留学を受け入れるのは大事だと感じました。

また、弊社はアルバイトを含めて50人規模で、30人の壁を超えてさらに拡大するフェーズに突入しています。採用ではカルチャーフィットを大事にしていますが、従業員の人数が増えるにあたって「もっと価値観を深めていきたい」という話になりました。既存の価値感に何か足すというカルチャープラスの採用をおこない、多様化させていくタイミングではないかと考えていました。ただ、現実問題としてベンチャー企業は採用がなかなか難しい面があります。そこで、複業留学で大手のカルチャーを取り入れてみようという話しになり、受け入れを決めました。

-留学生は複業留学中どのような稼働をしていましたか?

留学生には週1日で8時間ほど活動していただきました。勤務形態は出社とリモートの両方です。内容は、1ヶ月目はまず弊社が身を置く人材業界を理解していただくために、競合調査やウェブマーケティングをしていただきました。2ヶ月目は1ヶ月目の競合調査を活かした企画の立案です。弊社の「JobQ」の中にどんなサービスがあったら良いのかを考えていただきました。3ヶ月目は、1ヶ月目と2ヶ月目の成果を形にする作業で、後に残せる企画書の立案をしていただきました。これは最終プレゼンに向けた資料作成も兼ねた企画書です。このような流れで取り組んでいただきました。

-実際に受け入れてみてメリットや事業に活かせる点はありましたか

留学生の人柄が本当に良かったので、他のメンバーから非常に好評でした。また、大手ならではの社会人としての礼節を重んじられる方で 、メンバーのお手本になってくれたのが大きなメリットでした。弊社はまだ社会人経験が少ない20代の若いメンバーが多いですし、学生インターンからそのまま就職したメンバーもいます。弊社のメンバーに、社会人としての在り方や仕事への取り組み方を見せていただきました。

たとえば、弊社はリモートでも働けますが、留学生は「ベンチャー企業の風土が知りたい」ということで積極的に出社されていました。また、初日には、どんなメンバーに対しても懇切丁寧にあいさつをしてくださいました。若いのに本当にしっかりしているなと感じました。弊社は学生のアルバイトも多いのですが、社会人としてのお手本となるような言動で見本となる姿勢を見せてくださり、雰囲気をピリッとした空気に変えてくれました。    

-苦労した点について教えてください

苦労といいますか会社の規模感による違いなのですが、留学生が在籍している大手には、何かと承認を  必要とするカルチャーがあります。ですが、弊社は個人事業主のような動きが求められるため、そのギャップで留学生を戸惑わせていました。私どもが留学生の提案に対して「やってみましょう」とすぐに後押しした時は、非常に驚かれていました。弊社の場合、施策案を上長へ気軽にSlackで相談できますし 、希望すればエンジニアともすぐに話せます。そうした大手とベンチャー企業のギャップを感じました。

-留学生の変化について気づいたことを教えてください

留学生は非常にまじめな方でしたので、最初は仕事の正解を求める傾向がありました。ですが、私どもベンチャー企業は、自分で考えたことを正解にしていくことが重要です。正解を求めるのはリスクヘッジを考えてのことだと思いますが、ベンチャー企業は自分で正解を導き出すことが要求されます。私どもと3ヶ月間仕事をすることで、後半は自分で正解を導く力を発揮できるように変わったと感じました。

-最後に、複業留学の受け入れを検討している企業へのメッセージをお願いします

ベンチャー企業は受け入れはしたいけど、多忙な中で留学生を見る人手が足りなくて悩みがちです。もしも受け入れ準備で悩んだ場合は、最初の1ヶ月は市場調査をお願いするのはいかがでしょうか。異業種の留学生に市場調査をしてもらうことで、第三者の目で客観的に業界を見てもらえます。留学生には業界のことがわかってもらえて一石二鳥ですし、お互いにとって学びがあると思います。複業留学の受け入れで悩んでいる方は、ぜひ参考にしていただければと思います。


複業留学受け入れ企業募集のご案内

越境型研修サービス「複業留学」では大手企業からの越境留学生を受け入れていただける中小ベンチャー企業様を募集しております。
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複業留学期間2~3か月、稼働時間目安10~30時間/月の短期間で複業留学人材を受け入れることができます。また、研修の全てをオンラインで行うことも可能です。
※活動期間・時間・活動方法は送り出し企業と相談のうえ決定いたします。

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