越境サーキット参加者インタビュー「『自分の限界値を決めない』異業種との協働がもたらした仕事への向き合い方の変化」

越境サーキット 越境経験者

エンファクトリーが提供する「越境サーキット」は他社のメンバーとチームアップし、スタートアップ企業のリアルな課題に対して、ヒアリング・仮説・提案を3ヶ月を1タームにして行う越境・対話型オンライン研修です。 
ブラザー販売株式会社 柳澤様に、越境サーキットにご参加いただいた内容についてインタビューいたしました。 

課題提示企業:amu株式会社 代表取締役 加藤 広大様 
参加企業:花王プロフェッショナル・サービス株式会社、倉敷紡績株式会社、サッポロビール株式会社、株式会社LIXIL、株式会社明治、パナソニック コネクト株式会社 他
年齢層: 25〜55歳 、33名 
プロジェクト: 2025年度越境サーキット 第4ターム(10/2~12/24)

──「越境サーキット」に参加した動機や目的は何でしたか?
一番の動機は、社外の方、特にスタートアップ企業の方々と関わってみたいという強い興味があったからです。私自身、ライフプランがひと段落ついたタイミングで、これから先のキャリアで何を目指し、どう進んでいけばいいのか、少し立ち止まって迷っている時期でもありました。そのため、越境サーキットが今後の方向性を見つけるための良いきっかけになるのではないかと期待して参加を決めました。
また、これまで一つの会社で経験を積んできた中で、自社やいつものお取引先様以外の「外の世界」を知る機会が限られていると感じていました。今の会社に籍を置きながら外の世界の価値観や考え方に触れることができる方法は他にあまりないと思ったのも、越境サーキットに参加することを決意した大きな理由です。

──プログラムを通じて得た最も価値のある学びや経験は何でしたか?
最も価値があったと感じているのは、チームメンバーや課題提示企業様との「つながり」そのものです。
プログラム中の何気ない雑談一つをとっても大きな刺激があり、会社以外のコミュニティに身を置くことの重要性を肌で感じることができました。
また、自分のスキルが社外でも通用すると実感できた経験も大きな収穫でした。
私が所属しているのはメーカーの販売会社で、普段からお取引先様に向けて製品の勉強会などを実施する機会が多く、自分なりにプレゼンテーション力には自信を持っていました。しかし、それが果たして外の世界で通用するのかは未知数でした。
今回、チームの皆様から最終プレゼンを任せていただき、結果としてしっかりと評価していただけたことで、自分が培ってきたスキルは間違っていなかったのだと証明された気がして、とても嬉しく、大きな自信につながりました。

──チームでの課題解決活動の中で、特に印象に残ったエピソードはありますか?
印象に残っているエピソードは二つあります。一つ目は、対面でのミーティングを実現できたことです。
過去の参加者の方の感想で「もっと対面で集まる機会を作ればよかった」というご意見を拝見していたので、遠方のメンバーもいる中でしたが、思い切って「可能であれば対面で集まりませんか」と提案してみました。
実際に集まってみたことで、オンラインよりも話し合いがスムーズに進み、非常に濃密で有意義な時間を過ごすことができました。
二つ目は、多様なバックグラウンドを持つメンバーの知見が集結したことです。
私たちのチームでは課題解決において特に「マネタイズ」にこだわって議論を進めていたのですが、その際に自分たちの会社での経験だけでなく、友人から聞いた話や、時には家族の体験談など、多角的な視点から仮説を立てていく過程がとても新鮮でした。多様な経験を持ち寄ることで、これほどまでに豊かなアイデアが生まれるのかと驚かされました。

──プログラムを通じて自己理解を深めることができたと思いますか?具体的にどのような自己理解が得られましたか?
はい、自己理解を深める非常に良い機会になりました。具体的には、自分が新しい環境や役割に柔軟に順応できるタイプであると気づけたことです。
今回はチーム内で私が一番若手だったこともあり、意識して明るく振る舞い、リアクションを大きくして、少し突拍子もない意見でも積極的にアウトプットする役割を担いました。
また、普段は関わりのないスタートアップ企業のビジョンや理念にもすんなりと共感して進めることができ、自分の適応力の高さを実感できました。
一方で、苦手な部分も明確になりました。
元々、準備を綿密にすることや傾聴力、意見をまとめる力に課題を感じていたのですが、その傾向はプログラム中でもやはり現れました。ただ、今回は無理にすべてを自分で抱え込まず、苦手な部分はそれが得意なメンバーにお任せして、自分は得意な領域でチームに貢献しようと割り切ることができました。自分の強みと弱みを客観的に俯瞰し、チームメンバーからのフィードバックをもらいながらチーム内での立ち回りを学べたことは大きな成長でした。

──活動中の学びを実務に応用したり、行動変容につながった経験はありますか?
はい、実務への応用と行動変容を現在進行形で強く実感しています。
課題提示企業様の理念の中に「Fun(ワクワクするような素材や製品へと編纂する)」というキーワードがありました。
私たちの提案もこの「Fun」を軸にして内容をブラッシュアップしていった結果、プレゼンテーションの質が格段に向上するという経験をしました。
この体験から、自ら「自分で限界値を決めない」というスタンスを学びました。現在は本業の営業活動においても、この考え方を取り入れています。
商談の準備をする際、ただ要件を満たすだけでなく、理想とするゴールイメージに「Fun」を念頭に置いて仮説を構築するように意識しています。これにより、これまでよりも視座の高い目標を設定できるようになり、お客様への提案の質も目に見えて向上しています。越境サーキットでの学びが、間違いなく毎日の業務に良い影響をもたらしていると感じています。

──このプログラムを経験したことで、自分のキャリア観や価値観に何か変化はありましたか?
劇的なキャリア観の変化があったかと言われると、正直なところそこまで大きな変化はありません。今のところ転職なども全く考えておらず、今の会社で頑張っていきたいという思いは変わっていません。
しかし、価値観という面では、自分に対する確かな「自信」を得ることができました。
これまでは自社の狭い世界しか知らなかったため、自分の実力がどこまで通用するのか不安もありましたが、今回の経験を通じて「外の世界でもやっていける」という手応えを掴むことができました。
また、先ほどもお話しした「自分の限界値を決めない」というマインドを得られたことは、今後の人生において非常に大きいと感じています。
もし将来、何かしらのキャリアの選択を迫られる場面があったとしても、このスタンスを持っていれば、恐れることなく前向きに動けると思います。自社以外の文化や考え方を知ることができたのは、今後の人生の大きな糧になりました。

──異業種(違う会社の方)と交流するメリットを教えてください。
一番のメリットは、年齢や役職、会社の枠といったしがらみを一切取り払って、フラットに相談できる「仲間」ができたことです。
私たちのチームは活動を通じてとても仲良くなり、越境サーキット終了後には新年会を開催したほどです。
私自身、密かな個人的な目標として「友達を作る」というのを掲げていたのですが、それが見事に達成できました。
また、チームメンバーとの交流にとどまらず、全体での交流会や、課題提示企業様が活動されている現地(気仙沼)を訪問する機会があったことも大きかったです。そこで他のチームの方々や現地の方々など、さらに幅広い業種・立場の方々と関わることができ、普段の業務では決して出会えない多様な価値観に触れられたことは、とても有意義な経験でした。

──あえて実践しておけばよかったことや、後悔している部分があれば教えていただけますか?
全体を通して非常に満足しているので、大きな後悔はありません。ただ、強いてあげるのであれば、対面でのミーティングを実施するタイミングをもう少し早くしておけばよかったかなと思います。
先ほどもお話しした通り、私たちのチームは遠方のメンバーもいる中で対面での打ち合わせを実現でき、それがプロジェクトを大きく前進させる良い時間になりました。ただ、実際に集まれたのがプログラムの中盤から後半にかけての時期だったんです。
もしこれが、もっと早い段階で対面で集まることができていれば、メンバー同士の心理的距離がさらに早く縮まり、より良い活動ができたのではないかと感じています。オンラインでの活動が中心でしたが、交流会などの機会も活かして、早い段階で一度でも直接顔を合わせる機会を作っておくことが、プロジェクトを進める上で大切だと実感しました。

【越境サーキットとは?】
越境サーキットは、3か月間(合計20時間)、異業種混合チームでスタートアップの課題解決にチャレンジするプログラムです。越境学習のプロセスを通じて、「人と組織が変わるきっかけ」を生み出します。
詳しくはこちら:https://life-design.enfactory.co.jp/ekkyo-circuit

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