■導入企業
株式会社パルコ(https://www.parco.co.jp/)
業種:ショッピングセンター事業、エンタテイメント事業ほか
従業員数: 684名(2021年2月末日現在)
スタート時期:2020年10月~
利用人数:グループ会社社員含め800名程度
詳細:https://enfactory.co.jp/news/2021/01/26/100018
■インタビュー
株式会社パルコ
コラボレーションビジネス企画部 柏木 彩奈 様
※トランザクティブ・メモリーとは:組織内で誰が、何を知っているかという情報
—まず、「Teamlancerエンタープライズ」の導入を決めた背景をお聞かせください。
柏木様:私が所属するコラボレーションビジネス企画部は、社内外の方との協業により新規事業を生み出すことを目的として2019年にできた部署です。
その中で、既存事業の変革案や新規事業案創出の風土を生み出す、I’PARCO(イノベーションダッシュパルコ)という取り組みをしています。パルコグループの社員同士が部門や会社の垣根を越えて、コミュニケーションを図る事を目的としてイベントを定期的に行っていくなかで、グループ間でのコミュニケーションや情報交換を常にできる状態が望ましいと考えました。グループ間で導入できる仕組みを探していたところ、「Teamlancerエンタープライズ」に出会い、導入を決めています。
活用する中で、業務に限定しないコミュニケーションが生まれやすくなることが分かり、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から弊社人事戦略部と連動してパルコ全社員向け説明会を実施するなど、活性化のサポートも実行しています。
—「Teamlancerエンタープライズ」をどのように使われていますか?
柏木様:チームとプロジェクト機能をメインに使っています。
チーム機能は、部門や会社の垣根を超えた仲間づくりや、メンバー同士のコミュニケーションに活用しています。プロジェクト機能は、グループ間の副業案件募集や社内副業(20%ルール)の案件募集で活用中です。
パルコグループの人的資産に告知できる、イベント機能も便利です。たとえば、パルコグループ内で吉祥寺周辺に住む人たちを募り、「吉祥寺SKiiMAを一緒に盛り上げるブレスト会」を開催。業務メンバーだけではなかなかリーチできない、その街に住む人からリアルな声を聴けて盛り上がりました。
フィード機能は、チームやメンバーからの情報発信を目的に活用中です。
とくにコロナ禍によるリモートワークへの移行で顕在化した 「どこの部署の誰が何をしているかわからない」「新しいことを始める際、誰に相談したらいいかわからない」など、人に対するナレッジがないという課題解決に、「Teamlancerエンタープライズ」が向いていると感じています。
—あえてお伺いしたいのですが……チャットや掲示板などのほかのツールと「Teamlancerエンタープライズ」をどのように使い分けていますか?
柏木様:「Teamlancerエンタープライズ」はメンバー募集出来る機能が魅力的です。知らない人同士が集う機能は、ほかのツールにはありません。
チームUPを目的に、副産物としてコミュニケーションが生まれているので、コミュニケーションや情報発信を目的としているツールとは目的が違うと言えますね。
—では、「Teamlancerエンタープライズ」でどんな変化がありましたか?
柏木様:既存の社内広報ツールは、案件や業務の「事後」報告・共有が多いのですが、Teamlancerエンタープライズでは、チームの活動に紐づいた途中経過の発信が積極的に使われています。
たとえば、 海外事業推進部(イタダキマス事業チーム)からの「シンガポールの面白い/新しい取り組みシェア」など、成果やアウトプットではないリアルタイムの情報発信・ナレッジ共有ができるようになりました。カジュアルな印象からか、既存の社内広報ツールで発信したことがない方からの投稿も増えています。
また、新入社員から自己紹介や研修グループワーク「CRMの新しい施策」やプロジェクトワーク「未来のパルコで、どのような事業やビジネスができるか」の様子が共有されているのも、新しい動きですね。社員からのリアクションも多く集まり、新入社員のアイデアと人柄を知ることができるいい機会です。
「Teamlancerエンタープライズ」は、カジュアルな投稿がしやすいデザインなので、今までとは違う人や情報の流れが生まれています。
—気軽な「学び」の共有が起きているのですね! どんな組織に「Teamlancerエンタープライズ」がおすすめですか?
柏木様:大きな会社は、部署横断での取り組みをするのは、難しいですよね。
個人の「やりたい」というモチベーションドリブンで、案件ごとにチームUPしたいという場合に、「Teamlancerエンタープライズ」がおすすめです。社内副業の推進などにもいいのではないでしょうか。
また、プロジェクトベースの業務は継続性の壁があると思っています。アウトプットをする場がないと、続かないですよね。「Teamlancerエンタープライズ」では、発信=アウトプットできる場があるのでリアクションもあり、やる気が継続する効果があると思います。
—お話ありがとうございました!