複業留学体験レポート「自己開示の重要性を再認識した複業留学」 

エンファクトリーが提供する越境型研修サービス「複業留学」は、大手企業の従業員がベンチャー企業で実務を行う「越境研修」です。
今回は実際に研修に取り組んでいただいた大鵬薬品工業株式会社神田様に、複業留学についてインタビューいたしました。

受入企業 
一般社団法人Good Try JAPAN 
https://www.goodtryjapan.org

──複業留学に参加が決まった際の率直なお気持ちを教えてください。 
複業留学への参加が決まったときは、正直なところとても嬉しく、ワクワクした気持ちが大きかったです。もちろん、不安や「何をやるのだろう」という疑問もありましたが、私自身にとっては非常にありがたい経験になると感じており、前向きな気持ちでいっぱいでした。 

──参加するにあたり、複業留学にどんなことを期待されていましたか?それは得られましたか?  
複業留学に参加するにあたり、日常から離れて新たな視点を得ることを期待していました。特に、自分の組織から離れた第三者の目線から、自分自身がどのように評価されるのかを知りたいという思いがありました。その期待は実現できたと感じています。  
自分自身を一人の人間として行動が、外部からどのように見られるのかを試す良い機会となり、非常に貴重な経験だったと思っています。 

──本業での仕事内容を改めて教えてください。 
私は営業推進部に所属しており、担当しているプロダクトの製品戦略を考え、それを全国の営業チームに伝える役割を担っています。 
毎月方針を発表する機会があり、その際にはプレゼンテーションを通じて、先月の結果報告や今月の営業方針等をお伝えしています。どのように伝えれば皆さんに理解してもらえるのか、また逆に、伝え方によっては人に伝わらないこともあるため、その点について常に考えています。 
このようなコミュニケーションの工夫は、私自身の成長にもつながっていると感じています。全国で約700人の方々にウェブ上で情報を伝えているのですが、全員に完璧に理解してもらうのは難しいため、どの人たちには最低限聞いてもらいたいのか、どのメッセージを伝えたいのかを常に考えながら取り組んでいます。正解はないですが、そうした思考を持ちながら日々の業務に取り組んでいます。 

──複業留学先での活動内容を教えてください。活動中どんなスキル、能力、ノウハウが活かせたと思いますか? 
留学先では、日本の中学生や高校生を受け入れてくれる企業を探すというミッションを担っていました。主にシリコンバレーのスタートアップ企業を対象に、新規顧客の開拓を行うことが私の役割でした。 
具体的には、スタートアップ企業にアプローチし、子供たちを受け入れてくれないかという提案を行うことが求められていました。結果としては、思うような成果を得ることはできませんでしたが、海外の企業家に向けてどのようにアプローチするかを考えること自体が新しい挑戦でした。 
これまでの経験では考えたことがなかったため、まずはどのコミュニティに参加すれば良いか、SNSでどのように繋がりを持つかを模索しました。そして、環境を整えた後は、積極的にメールやメッセージを送り、反応があった方々とコミュニケーションを取ることに努めました。 
海外の方々やスタートアップのオーナーに対して、こちらの希望する要件や要望を明確に伝えることが求められたため、その点は自分のスキルとして活かせたと思います。 
この経験を通じて、改めてコミュニケーションの重要性を感じ、自己成長につながったと考えています。 

──複複業留学で困ったことは何ですか?それをどのように乗り越えましたか? 
一番困ったことは、アプローチしてもなかなか返事がもらえなかったことです。 
アポイントを取っても実際には面談に繋がらないケース等も経験し、とても落ち込んだ時期もありました。 
ただ、その都度留学先の代表に相談し、どのようなバックグラウンドの人にはどのようなアプローチが効果的かを考えることができました。相手の立場を理解し、何を求めているのかを考えながらアプローチ方法を変えていくことが重要だと感じました。 
この経験を通じて、相手の視点を考慮しながら自分のアプローチを調整することは、仕事だけでなくあらゆる場面で重要なスキルだと思います。 
また、留学先の代表からのアドバイスを受けて、どのコミュニティに参加すれば良いかを考え、SNSでの繋がりを増やすことにも取り組みました。これにより、少しずつ環境を整え、アプローチを続けていく中で新たな学びを得ることができました。 

──留学先で一番驚いたこと、違いを感じたことは何ですか? 
留学先で一番驚いたことは、相手が何を求めているかを理解するための思考の解像度が圧倒的に高いことでした。加え失敗に対するオープンさや、そこから新たな学びを得る姿勢は非常に刺激的でした。 
これらの経験を通じて、自分自身の思考や行動を変容させる必要性を強く感じました。 

──複業留学の前後で何が変わりましたか?もし、周りの人への影響があれば教えてください。 
複業留学を通じて自己開示の重要性を再認識し、これを機に自分自身を変えていく必要があると感じています。自分の考え方を変えることは容易ではないですが、この三ヶ月の経験とフィードバックを必ず自身のキャリアに活かしていきます。 

──同時期に複業留学に取組んでいた同期との関わりや互いの活動・レポートから学びや気づきはありましたか? 
はい、同期との関わりは非常に刺激的でした。同期がレポート報告している中で、学びや焦りを感じることが多く、自分ももっと頑張らなければという気持ちになりました。最初の頃は、同期が大変だと感じている様子が見受けられましたが、1ヶ月、2ヶ月と経つにつれて、各自の進捗状況が変わっていくのを目の当たりにしました。 
その中で、自分はなかなか結果を出せていなかったため、少し苦しさを感じることもありました。 
しかし、同期が前向きに取り組んでいる姿勢は、私にとって大きなモチベーションとなりました。同期の活動やレポートからは、さまざまな視点やアプローチを学ぶことができ、自分自身の成長にもつながったと感じています。こうした関わりを通じて、互いに刺激し合いながら成長できる環境があることは、非常に貴重な経験でした。 

──第三者からの評価を受けて、どう感じましたか? 
第三者からの評価を受けて、自己開示の重要性を改めて実感しました。 
これまでもなんとなく感じていたことではありましたが、客観的な目線でしっかりと評価してもらうことで、その重要性がより明確になりました。 
この経験を単なる出来事で終わらせず、自分のキャリアや人生に活かしていく必要があると強く思っています。 
また、説明する力や行動量へのコミットメントについてポジティブな評価をいただけたことも嬉しかったです。特に、会社の組織外の方から評価を受けたことは新鮮で、前向きに捉えながら自己開示の重要性を今後の活動に活かしていきたいと考えています。 

──複業留学での経験を今後どのように活かしていきたいですか? 
自身の業務や考え方を見直すきっかけとなったので、今後は失敗に対する許容度やそこから学ぶ姿勢を、現在のチームや部署でも積極的に取り入れていきたいと思います。 
チームメンバーの中にはすでにそのマインドを持っている人もいるかもしれませんが、私が学んだことを共有し、許容度の違いを理解し合うことが重要だと感じています。 
学ぶ姿勢は全員に共通して必要な要素だと思いますので、そうした意識を持ちながら、今の自分のチームや部署にしっかりと関わっていきたいと考えています。 

──ほかのメンバーに複業留学をおすすめするとしたら、どんな言葉をかけますか? 
複業留学は本当に貴重な経験であり、三ヶ月という期間はあっという間ですので、しっかりと学びを得ることが大切です。私自身の反省点から言えることですが、学べるだけ学ばないといけないと強く感じています。特に、失敗を恐れずにさらけ出し、そこから学ぶ姿勢が重要です。三ヶ月は意外と短いので、最初からその意識を持って取り組むことが大切です。他のメンバーにも、ぜひこの点を意識してもらいたいと思います。そうすることで、より多くの学びにつながるはずです。複業留学は自分自身を成長させる素晴らしい機会ですので、積極的に活用してほしいです。 


エンファクトリーでは、複業留学をはじめとする様々な越境学習サービスを提供しております。
詳細については、ぜひサービス一覧ページをご覧ください。

複業留学:https://teamlancer.jp/lp/fukugyo_ryugaku
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